深夜のおわら風の盆 速報


平成22年9月4日(土)の八尾町

9月4日 午前0時45分 気温25度 曇り

現地は昨夕、少し雨が降ったせいか少し風もあり涼しい。

午前0時50分 鏡町公民館からおたや階段付近一帯は
        観光客で満員状態だ。週末とあって観光客の
        入り込みはかなり多い感じだ。

午前1時5分  上新町祐教寺前は【グループ風】の集団が出待ち
        の状態、凄い人だかりだ。会館方向に流しだすも
        大混乱。

午前1時10分 再度、鏡町公民館に戻ると、鏡町本隊が上手へ
        出るところだった。少し人数は少ないが・・・

午前1時30分 上新町本隊も自町通りを下手へ流しだすも、
        人の多さに混乱。一部は雑踏を避けて分かれる始末。

午前1時45分 それでも空いたエリアはあるもので、祐教寺裏へ
        廻った三味線2人、唄1人の3人衆はわずかな時間
        だが聞かせた。しかし潜在的な人の多さには勝てず
        若林邸前で休憩。そのまま向かいの邸宅の2階に
        招き入れられ、そこで座敷おわらになってしまった。

   とてもカマテの町内にはおられず、そのまま下手へ。

午前2時25分 訪れた天満町支部は大勢の観光客が見守るなか
        全員で輪踊り
        天満宮前で隊形踊りや輪踊りを総出で展開中。
        嗜好豊かな演出に大満足のひと時だった。
        人それぞれのオワラが見て取れた。午前3時17分
        までの大休憩。

午前4時15分 最後の町流しが始まった。天満宮前から踊り手を前に
        天満宮境内
        総出の流しである。すでに交通規制が解除されていた為
        右側車線を使った流しである。止む終えず、下手からは
        裏の背戸道へ廻りる、狭い・・・・そして横道を下りて
        通りに出るところで、サイレンを鳴らした救急車と遭遇・・・
        やむなく一時中断、予期せぬ小休憩になってまう。54分。

午前5時7分  再開、天満宮前から久婦須橋方向へ・・空が白みかけて
        来た。折り返して天満宮境内へ入る。地方を囲むように
        全員が輪踊り。

午前5時43分 最後は天満調オワラで締めくくり。すぐに青年団長
        S君の感慨深い挨拶と3本締めを全員で行い解散となった。
        彼は昨年に引き続き2年間の団長を卒業した。また来年は
        新たな形で参加するという、期待したい。

すっかり明るくなった八尾の町は、休む間もなく、すぐに後片付けに入り
普段の町の姿に戻る。ボンボリが外され、紅白の幕が外されると・・・・
今まで何が行われていたのだろう・・・
まるで別の世界にいたようだが・・・今年のおわらは終わった・・・。

午前6時13分 気温23度、晴れ・無風。涼しく感じるこの町もまた暑い日
        になるのか。お世話になった方に御礼をし帰宅の途についた。

 帰宅後、地元新聞は今朝も一面・他でおわらの様子を掲載し
3日の人出は約7万人と伝えて、3日間で昨年並みの約20万人であったと。



平成22年9月3日(金)の八尾町
9月3日 午前0時50分 気温27度 曇り、無風

上弦の三日月が薄雲に隠れている。連日の猛暑日が
続く八尾だが、この時間はまだましだ。

午前1時17分 天満町支部は交通規制が解除になったため
        通りの片側を使って町流しをしていた。
        天満宮前まで来たところで休憩。
        観光客もまばらで少ない。青年団は他町へ
        行ったままだ。

午前1時30分 三味線5人、唄4人、踊り手数人で通り下手から
        
        背戸道を流すことに・・・若手歌い手の為にも
        先輩諸氏がセッティング・・。結局、通りを
        含めて2廻り、1時間ほどの静かで
        ゆったりとした流しで良かった。

午前3時
    天満町青年団が元気良く戻ってきた。一旦今日の
        団長の〆の挨拶中〆をしたあと、休憩。そのあと隊形踊りを披露
してくれるようだ。








午前3時15分 境内で地方が演奏する形で天満宮前通りにて
        
        中学生豊年踊り、  青年男女の四季踊り・夫婦踊り
        を披露し観客の拍手喝采を浴びていた。


        
その後、支部として散会となったので、カマテ
        支部へと上がってみることに。

        東町支部は有志メンバーが自支部通りを流して
        いた。


午前4時    諏訪町本通りに出てみる。複数の気の会った
        メンバーが少数で流しを楽しんでいる。
        いずれも三味線や唄に自信のある聞き応えの
        ある人ばかりだ。毎年、この時間は、最後の
        おわらを楽しみにするひと時でもある。

        あえてメンバーは書かないが、多くの唄や演奏が
        楽しめた・・・

午前5時10分 諏訪と東新町入り口付近で最後のオワラが
        聞こえるも散会となった。東の空がすっかり
        夜明けだ!明るくなり誰もがその光景をシャッターに
収めていたのが印象的だった。

午前5時35分 曇り空ながら気温26度
        ・無風の八尾を後にした。

       いよいよ今夜限り、最終日だ。



帰宅後、地元新聞は今朝も一面・他でおわらの様子を掲載し
2日の人出は約6万人と伝えていました。



平成22年9月2日(木)の八尾町

9月2日 午前0時10分 気温26度 晴れ

今年の猛暑は全国的に異常だ。今宵は昨年より5度も
高い。日中の暑さはしばらくは続くらしい。
しかしながら相対的にか、八尾大橋を渡る川風が涼しく
感じる。

鏡町公民館裏手から入ると広場は休憩している観光客は
いるものの、ひっそりとしていて静かだ。

例年この時間帯は各町とも夜食の時間帯で休憩中が多い。
上新町公民館横の案内所では警官が観光客の対応に苦慮
していた。
しかし、毎年この時間帯でもおわらを演じている町内は
・・・ある。

午前零時40分 東新町支部は自町若宮八幡宮入り口の
        通りで輪踊り中。男女とも新踊りで
        輪踊りをしている。観光客多数の人だかりだ。
        52分頃に休憩に入ったが、午前1時から再開。
輪踊り中







午前1時すぎ  西新町支部の三味線5人、胡弓なし、唄1人で
        公民館を出て裏通りをしばらく誘い引き流し。
        途中から唄手1人が加わり静かに聞かせる・・・

午前1時20分〜31分ごろ迄
        観光会館前の方へ【グループ風】が三味線2人、
        胡弓2人、踊り手9人、唄1人で上がって来た。

午前1時35分〜58分迄
        上新町本隊が上新町本通から祐教寺前を通り、裏通りを
        抜けてゆく、踊り手5人を前に地方衆が続く。大勢の
        観光客がそれについて行く。ごうどうの坂迄。

午前2時5分  諏訪町本通の下手入り口に着いたところで、鏡町本隊。

鏡町衆が諏訪町公民館前で・・・ 踊り子5人を前にして三味線5人、胡弓3人、唄6人
 がゆっくりと上がって行く。大勢の観光客が続くが
 諏訪町公民館前に24分ごろ着き、休憩。





午前2時半   東町から西町に抜ける横町を今町衆が・・後ろ手に女子
        新踊りと二人の男子が静かに力強く新踊りを。
        その後ろに5歳ほどの男の子が踊りながらもついて行く
        母親らしき人が、心配そうに寄り添い、しかしながら
        一生懸命について行く、男の子が頼もしい。
        西町に出たところで休憩したが、西町通りは静かだ。

午前2時50分 今年から自主運営となった舞台下新町八幡神社踊場は静かだった。終わった
後だろう・・・








午前2時55分 ようやく天満町に下りてきたが・・・・・
天満町青年団が応える! 決まってるね!!

下新町青年団の皆さん 上新町青年団のみなさん
        上新町と下新町青年団が揃って来町していたようで
        自支部天満町青年団がお返しの夫婦踊りの最中・

        少し遅かったようだ〜 どうやらそれぞれに四季踊りを
        披露していたようで、地方衆は大変だったようです・・。

        お互い礼儀正しく挨拶し御花酒の交換をしたのち、
        天満町青年団がお見送りを囃し立て、両青年団は元気に
        戻って行きました。

        天満町支部は初日最初の演舞場出演や日中の猛暑の
        疲れもあり、午前3時8分散会になりました。

午前4時    さて、再び上手へ上がることに・・・
        下町、今町、西町から鏡町に下りたところで町内を
        廻る集団。 福島・今町の方々と思われる衆が
        踊り子も交えて流していました。

午前4時10分 上新町支部は公民館前で円陣を組み〆のおわら、散会。

午前4時15分 静かな諏訪町本通には西新町支部の衆がゆっくりと上がり
        自町方向へ流しています。人影も少なく、山間から涼しげな
        風が通り抜けて行きます。

この時間どの町も静かで、昼間の暑さで早めに町流しを終えたようです。
  
午前4時50分 気温25度 晴れ

        八尾大橋を歩いていると、井田の川風が心ちいい。
        東の空も白みかけたころ家路の途につきました。
        今日も暑くなりそうです・・

        帰宅後、地元新聞は一面でおわらの様子を掲載し、初日の
        人出は約7万人と伝えていました。


なお、9月1日は勤務の都合上、八尾には訪問しませんでした。