白川村、やまこし

飛騨白川村飯島の合掌作りの蕎麦屋
一般的に蕎麦は寒暖の差が激しい地域で美味しく実ると言われています。
飛騨や信州などが有名なのは内陸性気候のため寒暖の差が激しいことも一因かと思われます。
余談ですが、サボテンも寒暖の差が激しい気候を好み、砂漠に適していますが、国内での産地は長野だと聞いています。
以外に感じるかも知れませんが、信州や飛騨は富山より日中の最高気温が高く、夜の冷え込みは富山以下です。それでも夏の日中、内陸が過ごしやすいのは湿度が低くしたがって不快指数が低いためで、決して気温が低いためではありません。高山では一日の寒暖差は20度以上にもなります。海の傍で安定した海水温の影響を受ける富山では考えられません。
さて、其の点では海から遠い白川村も同様で、美味しい蕎麦が実る条件は揃っています。
加えて「やまこし」は収穫量は少ないが味と香りが強いと言われている古い品種の蕎麦を自前の畑で自家栽培しておられます。
乾燥も天日干しを手仕事でなさっておられます。今時ありがたい事ですが、其の分料金は少々高めです。(並ざる、千円です。)安くて旨いのにこしたことはありませんが、「やまこし」はメチャ美味しいので許します。

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蕎麦は細めんですが、コシはしっかりしておりツユは濃いめです。
ちょっと、ざらざらした麺の食感は好みの分かれるところですが、おいらは田舎蕎麦が好きなので大歓迎です。
お店は合掌作りで雰囲気も抜群ですが、昼は混みますのでチョッと時間をずらして行くのが良いと思います。少人数でやっておられるようで混んでいると待たされますが、蕎麦茶を飲んでゆっくり待ちましょう。
定休日は決まっておらず、畑仕事があるときは休むそうですが、
「電話を頂けばば一人でもお待ちしています。」との事でした。
付け加えておきますが、奥さんは気さくな美人です。(民宿もやってるらしい)
奥能登門前の「手仕事や」に並ぶお勧めの蕎麦屋です。是非、機会を作って行ってみてください。

飛騨白川郷飯島TEL05769(6)1165です。