Ｗ　Windows10マシン(2)の強化

ｂｙ　ｆｊｋ

今回、小型のケースを選択したため、組み上げ後に幾つか懸念される事があった。

１．内蔵ドライブ

　５インチの標準ドライブは奥行きが175mmあり、奥行きが356mmしかないケースに電源を組み込むと、配線スペースがほとんど無くなる。インストール時は外付けUSBドライブを利用したが、今後のことを考えると、やはり内蔵ドライブが欲しくなる。そこで、ノートパソコンなどに用いられているスリムドライブ（BDR-TD05/WS、パイオニア）を準備した。しかし、そのままではケースに固定できないので、5インチベイ用マルチマウンタPMU-012(フリーダム）も準備した（スリムドライブの電源用にSlimlineのSATA＆電源ケーブルが必要なので注意）。前面に空間が空くので、USB2.0接続のカードリーダーも追加。
　ここで、問題が一つ。ドライブの付属ソフトがwindows10に未対応で、新たにPowerToGo-10とPowerDVD-16proを購入しインストールした(付属のPowerDVD-10はインストールも出来ない）。

２．配線ケーブル・マザーボードの取り付け

　ケースは小型なので内部の配線に苦労する。

�@電源ケーブル：　電源ケーブルがドライブベイにぶつかるので、ケーブルをインシュロックで底面に固定する。

�ASATA・電源ケーブル：　ドライブ側はL型（上向き）でないと使えない。

�Bマザーボードのフロント側の端は、支えが無く、中に浮いているので、ケースに付属のゴムブッシュを基板の下に移動させた。これで電源ケーブルを強くコネクタに押し込めます。

３．ケースファン

　ケースには前面に90mmのファンが付いているが、後部には全くなく、冷却フローが心配である。そこで、40mmのファンを後部の金網に固定した。ファンの固定には、呼び径3.5mmで長さ10mm樹脂用タッピングネジを用いた(通常ファン用の取り付けネジは径が大きく使えない）。また、配線ケーブルが羽根にぶつからないように前面90mmファンにもガードを取り付けた。

４．４ｋ対応グラフィックボード

　H170M-proにはDisplayport出力が無い。4Kディスプレィに接続するにはDisplayportで接続したい。そこで、ロープロファイルのGV-N75TOC-2GLを入手した(この条件ではこのボードしかなさそう。既に1枚使っているが・・）。
　取付には２スロット必要で、冷却を考慮して、スロット取付型PCシステムクーラー（RSF-04、ainex製）も取り付けた。最初、Dipsplayケーブルがケースの出っ張りにぶつかり差し込み不足でモニタが認識されなかったが、ケーブルを強く奥まで差し込むと正常に認識された。
　パソコンを起動すると、自動的にボードが認識され、再起動後、windowsの標準ドラーバーでHD表示が可能となった。さらに、付属のドラーバーのインストールを行うと、途中で「インストールができない」エラーが出た。付属ソフトがwindows10に非対応と思われるので、NVIDIAから最新の64ビット用ドラーバーを入手しインストールしたところ、４Ｋで表示することができた。
　エクスペリエンスインデックスはグラフィックが6.4→9.0となり、最低がプロセッサの8.0となった。

スリムドライブ、マウンタ とカードリーダー	５インチマウンタに 組み上げ	ドライブとカードリーダー を固定(フロント）	Slimline用のSATA& 電源ケーブル(50cm)
ドライブ等の配線 取り回し(内部）	電源ケーブルをインシュ ロックで底面に固定	前面ケースファンガード (92mm、ゴムピンで固定）	40mmリアケースファン （タッピングネジで固定）
BIOS画面で動作チェック ドライブやカードも認識 （FANも回っています）	入手した750Ti搭載 グラフィックボード （GV-N75TOC-2GL）	グラフィックボード とPCIケースFAN	４Ｋ表示画面例 第１画面として表示

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学習機能付きリモコン Windows10マシン(2)の強化