ダミーロードの製作
2006/1/1
 今回、測定のためにダミーロードを製作してみました。
最初、巻き線抵抗を使ってやってみたんですがやっぱりNGで
した。 SWRは巻き線抵抗では、(5.7)という数値が出ました。
そこで、無誘導抵抗に換えて製作をしてみました。
「駄目だ!」と言われていてもやっぱり自分で失敗して納得を
しないと駄目なんです。 たとえそれが回り道であったとしても。

                     では、製作をご覧ください。




 左の写真は大失敗の巻き選抵抗です。



      50Ω 1000w の巻き線抵抗です








 
 今回使用しました、無誘導抵抗です。


      150Ω  200w の無誘導抵抗です

  3本パラレルに接続してありますので、50Ω 600w です。
オイルの中につけて使用しますので、うわさでは 10倍まで
OK!との事ですから、6000wまでという事になりますね。
十分に測定に耐えてくれると思います。



          
天板は、0.4mmしかありませんから穴あけには
         十分な注意が必要です。 小さなドリルで裏に木材
        を当てて穴を開けて、その穴を大きなドリルとリーマ
        を使って広げていきます。 コネクターは、M型です。
        また、普通は減圧弁を付けるのですが簡単にRCA
        ピンジャックをつけて、中の穴を狭く爪楊枝1本が通
        るくらいの大きさに狭めました。 オイルが出てくると
        大変なので。
        また、RCAジャックの穴は5.5mmの穴をあけて
        ねじ込むようにして入れていきました。少しでも密閉
        にしておきたいものですから。




          
このネジを鉄板に生かしていきましょう。









600wの抵抗を、10倍の6000wまで耐えるように
するには
このオイルが必要です。
今回は、いつもお世話になっている (有)石倉石油の松田さん
にお世話になって、取り寄せてもらいました。

 18L 高圧絶縁油 A級 というOILです。

 値段はその場所によって違うんでしょうけど、レギュラーガソリン
の、3倍〜4倍の値段ではないかと思いますよ。


 

  
 そして最終的にはやはり補正板が必要となりました。
 アルミの板で補正板をつくりました。
 今までは、
   7Mhz では、   SWR 1.2 
  14Mhz などでは使い物になりませんでした。

 補正板を付けることによって、

  1.9Mhz〜27Mhz   SWR 1.0
  27.2Mhz〜52Mhz    SWR 1.1

  以上のような結果となりました。
  あとはスペアナ用のピックアップコネクターをつけました。
  これで製作は終了です。