ますのすし こだわりの食し方 byかぽん
step1 まず買いに行く 富山駅には数種類の鱒の寿司を売っています。売られているのは大手のものです。味はそれなりに充実していますが、隠れた味を探すなら直接小規模店舗へ行かなければなりません。
Q1 大手製造者にするか きちんとした製造管理をしているのでしょう(当たり前か)。味に失敗はありません。どんな消費者にもそれなりの評価を得ることができます。その上、駅や売店等で売っていますので購入しやすいのが利点。欠点とすれば、食べ慣れてしまえば、味に感動がないこと。大衆向けです。
小規模製造者にするか ますのすしといっても本当にいろいろな味があります。それぞれ伝統と工夫をして製造しておられるのでしょう。特に小規模製造店は個性的な味を醸し出している店も少なくありません。大手に食べ飽きた方にはお奨めです。欠点としては、前回おいしかったのに今回は。。。という風に、毎回同じ味に仕上がっているとは限らない点、土日祝日休みの店、いつやっているのか、どこで買ったらいいのかわからない店などがあることです。当たり外れは覚悟して下さい。
Q2 味のお好み「ます」は? ますのすしは「ます」と「しゃり」で構成されています。漬け込まれたますも、かさかさ肌のものから、ぎとぎと脂肌のものまであり、それぞれ個性的です。かさかさ肌のものは食べやすいですが、やや物足りなさがあり、ぎとぎと肌のものは食感がいいですが、ちょっともたれるかも。かぽんの食感表でチェック!
味のお好み「しゃり」は? 「しゃり」は普通のすしでも命ですが、ますすしでもそうなのでしょうか。かぽんとしては、酢の入り具合はあまり気にならないのですが、しゃりの固さは結構気になります。柔らかいものは食べやすく、「ます」との相性はいい感じ。固いものは食感は悪いが、食べた感じがします。あとは、製造されてどのくらい経っているかも「しゃり」の固さに反映してきます。かぽんの食感チェックへ!
Q3 1段にする? 通常1段(笹に包まれ、曲物に入っています)が税込み1,100円〜1,150円です。一人ではちょっと多い。2人前といったところか。
2段にする? 縦長の曲物2段分が税込み2,100円〜2,200円が通常価格。3人以上のご家族でどうぞ。他県へのおみやげの場合はこちらがお奨め。何故かというと、1段ではとても小さく見えるのです(; ;)。値段はするのにねえ。
step2 すぐ食べる? 購入したら、あとは食べるだけ。でも、すぐに食べますか。あとにしますか。各製造店の包装紙によれば、製造日から概ね2日〜3日といったところです。夏場はもっと短くなるでしょう。
Q1 弁当なのよ 腹が減っては戦ができぬ。すぐ食べましょう!
おみやげ、家で食べます ますのすしは熟成させると酸味が程良くこなれ、香りも熟成され、しゃりにしみこむので、より一層おいしくなります。多分!製造直後よりは半日から1日後がベストでしょうか。でも、しゃりは段々固くなってきます。良いバランスは?勘です!
Q2 保存法方は 各店によって、いうことが異なるのですが、春、秋、冬は常温で、夏は冷暗所で保存がお奨めです。夏は冷蔵庫でと書いていあるものもありますが、あくまで食べる直前に冷やす程度で。冷やしすぎるとしゃりが固くなってしまいバランスが大変悪くなってしまいます。夏の30度以上でおいておいたらどうなるのか。実験したことありません。(汗)
step3 包みを開く さあ、ますすしを取り出して。はじめて食する方はどうやって食べたらいいのかわからない方もいるようです。まずは、包装紙を開けてみましょう。
川上さんを見本にしました
Q1 挟み竹はどうやって取る  包装紙を開けると、二本の竹が輪ゴムでがっちりとしまっています。これを取るときは気を付けましょう。結構危ないです。電車の中で開くときも注意。輪ゴムやら竹やらが飛んでいきます。慎重に。
  
 こんな感じ      ゴムがしっかり   はずせました 
Q2 どうやって食べる? たいていの場合はますすしの上を笹が覆っています。笹をめくってみる?ちょっと待って!何かついていませんか。そう3点セットがついているはずです。箸と一緒にプラスチック又は竹製のカッターがありませんか。そうです。このぎざぎざカッターは笹の葉ごとますのすしを切り分けるためにあるのです。
わっぱとビニールをとりはずして、切り分けるのですが、またまたちょっと待った。お店によってはますすしの上下が逆転している場合があります。ここの川上さんの場合もそうですが、ますは下面にあります。笹をめくったらピンクの鱒がないからといって怒らないこと。
この場合、笹につつんだまま逆さまにして、先に取り外した井桁状の蓋の上にひっくり返します。まな板の上にのっける様な感覚で。
  
 3点セット      わっぱとビニール  あっ!ますがない
(カッター、割り箸、お手拭き)
Q3 切り方は? 添付のカッターで笹の葉ごと切ります。何故、笹の葉ごと切るのか。それは、ますのすしを直接切ると、ますがめくれて汚くなってしまうことがあるのです。笹ごと切ればきtれいに切れますし、食べない分の乾燥が防げます。
切る方法には正しい正解はないのでしょうが、ケーキを切るように人数分切るのがいいでしょう。多分8等分くらいが王道ではないでしょうか。切るときは、あまり鋸しすぎないように、しっかり力を入れて押し込んで切る。鋸しすぎると、笹の葉が断面についてしまいます。また、2段を食される場合、1段分を取り出してから切った方がよいかも。すぐに食べるならいいけど、後日に取っておく場合、切った断面がかさかさになってしまいますから。
   
 ざくざく切ります    8等分のひとつをめくってみたところ
step4 さあ食べよう いよいよ食べるときがやってまいりました。切られたますすしを手で取り、笹をむきましょう。当たり前ですが、鱒としゃりは一緒に食べましょうね。そのまま食べてもおいしいのですが、中には醤油をつけて食べる方もいるようです。まあ、そのままのほうが香りや酸味を味わうことが出来るのでお奨めです。
おいしいうちに食べましょう
Q1 食べ合わせは? 食事として食べる場合には、ますすしだけでは余りに味気ないものですね。しかし、じっくり味わうには他のおかずは必要ない!と思う(弱気)。お茶とは相性がいいですね。本当は熱いお茶がいいと思うけど、冷えたお茶でもOK。
おやつとして、または夜食として食べるには最高ですね。