深夜のおわら風の盆 速報

平成15年9月1日(月)の八尾町

9月1日 昨日からの雨が酷く、時折止んではいたようだが、流しをした町は少なかったようだ。
     よって、この日の八尾行きはあきらめました。

     北日本新聞朝刊によれば未明から裏の路地を気のあった有志で早々と
     流していたと報じている。

平成15年9月2日(火)の八尾町

9月2日 午前1時、八尾町全体が靄(もや)に包まれて幻想的な感じ。気温は高くは無いが湿度が
     高く曇り空だ。
   珍しく靄に包まれた八尾町
 天満町は地方衆が、公民館と町内長宅前で休憩中。
 下町を上がると今町公民館前で女子新踊りを多くの人が取り巻いている。
今町会所前にて
 今年新しく東町にオープンした『ふらっと館』前では
 下新町衆が踊り子と共に休憩していたが1時半からさ
 らに上へ流し始めた。女子10名、男子5名ほどの集団は
 ゆっくりと進む。今年は観光客が昨年よりも少ない。



 1時40分 西町に出ると、【澤田明・柴田力弥の二人衆】が下りて来て休憩に入ったところ。

澤田・柴田の二人衆 2時ごろ 鏡町公民館横の路地を上新町の若手衆が流して町内を回ってゆく。

胡弓奏者 若林美智子のグループ 2時10分 上新町の祐教寺裏がすごい人ごみだ。
 テレビ局の取材カメラが回る。
 CDを発売した胡弓の若林美智子のグループとすぐに
 判明。おわら会館のほうへ進んでゆく。
 
 2時半 諏訪町本通に出てみる。鏡町の大所帯がゆっくり
 上がってくる。歌い手は天満町女性歌い手Kさんを含めて
 4名。午前3時、休憩後、上新町通りを横断、
           鏡町の大所帯は蔵並どおり前西新町を通って蔵並み通りからおわら会館前へ。4時ごろ再び、鏡町へ戻っていった
 ようだ。

 3時半 諏訪町衆はベテランの踊り手を従えてゆったりと諏訪の坂を上ってゆく。
 人も昨年よりは少ないためか、静かだ。その後、諏訪の坂を下りて東町から西町、今町
 下新町と下りたが、静まり返っていた。午前4時に西町公民館は解散したもよう。
 踊り子たちが三々五々出て、帰宅。公民館内は後片付け中だった。通りも静まり返っている。

 この後、霧雨より細かな雨が(なんと呼ぶのかわからない)。しっとりとした町になって行く
     感じだ。

     しかし、徹夜組みの観光客は多く、至るところで睡眠中。町民広場のバス発着場にはこの時間
     でも2台が駐車。どうやら朝までの観光ツァーらしい。

     福島商店街の大通りはJR八尾駅に向かう人が多数。一番電車の『見送りおわら』は今年も
     福島支部の青年男女で行われた様子がテレビで放映されていた。好評のようだ。



9月3日 午前1時、天満町は交通規制の解除に伴い、公民館で休憩に入っていた。
     下新町も八幡社舞台前で輪踊りの準備。短い時間だったが輪踊りを観光客と楽しんでいた。
     1時半、東町通りを踊り子を従えて流していたが、車の多さに裏へそれて行く。
     その先の通りでは車を止めての、下新町青年衆が地方無しで四季踊りを始める。

     上新町衆は祐教寺裏を回って、「げんさんの坂」へ出て来て休憩。

     午前2時、鏡町衆は昨日よりは少ない人数ながら(2手に分かれていた)自町を回って
     げんさんの坂を通り下手に下りてゆく。

     おわら会館前では若林美智子のグループが蔵波通りを進んでゆく。

     その後、西新町公民館前や東新町公民館前でも軒並み輪踊りなどが楽しめた。

     午前3時、鏡町から出た別グループの一向、この日ならではの各町の若手集団結成。
     鏡町を回りおわら会館前まで流し3時半休憩、その後、上新町通りを下って4時解散。

     鏡町本隊は西新町の裏通りから蔵並どおりに出て、会館前で休憩後、自町まで流しながら
     戻っていった。この夜は曇りながら、星も見える天候。時折涼しげな風もありまずまずの
     夜流しだった。

     また、気の会う仲間が作るグループでの流しが多く見られ、上手の町はどぎれることなく
     三味と胡弓の音が響き渡っていた。2日の日中は真夏日になっており、町衆にも疲れがかなり
     見られる。 風の盆もあと1日となった・・

     2日の人では新聞では10万人と報じられている。幸い今年の競演会は2日間とも開催された。

平成15年9月4日(木)の八尾町

     残念ながら八尾に出向きませんでした。しかし、雨は降らなかったようで最後のおわらは
     良かったようです。3日は5万人の人出のようで、3日間で計23万人が訪れたようです。
     
     後日につづきを掲載予定します。では・・