平成19年9月2日(日)の八尾町
9月2日 午前0時 気温21度 曇り
少し早めに町に到着した、この時間帯は休憩
していることが多い。
今年も鏡町公民館横から入ったが、やはり
休憩・夜食タイムだろうか。
上新町商店街通り周辺は大勢の人で大混雑、
通り全体が埋まっているかのような人、人。
大輪踊り場の余韻がまだ残っている。
そのまま西新町支部まで上がってみる。
公民館で休憩のようだ。
午前0時45分 東新町町下手から自町衆が
踊り手を多数従えて、ゆっくりと上がってゆく。
公民館前まで、しっとりと流してゆく。
観光客も非常に多い。
諏訪町本通りもほぼ人で埋まっている感じだ。
午前1時0分 混雑がひどいので祐教寺方向へ抜けてみた。上新町
支部衆がおわら会館方向へと多くの観光客に包まれながら
流している感じ、騒がしい・・・・・
午前1時05分 鏡町に戻ると公民館前から流しだす
ところだった。
自町を回らず、ごうどうの坂方向へ進んでいった。
午前1時30分 西町にでるとここも大勢の人。通りを抜けようにも大変
な混みようだが、青年団の威勢のいい長囃子の掛け声が
先のほうから聞こえる、公民館の前辺りか。
突然、行く手を阻まれ、某衣料店前でストップ。
どうやらこの店から【御花踊り】の依頼。店の前のウィンドウ
に押し付けられるような体制で偶然にも踊りの正面ではあるが
辛い20分間が・・・・舞台隊形踊りを目前で鑑賞。地方は
向の家の玄関先と最高の場所だった。この場所と時間帯
では稀な出来事だったと思う。
午前1時55分 やれやれやっと開放されたと思ったが、数十m先の辻で再び
隊形踊りをするという、なんとも元気な青年団。
カセットの伴奏に合わせて再び魅せてくれる彼らに脱帽の感。
素晴らしいの一言だった。そしてまた、叫びながら下りてゆく・
午前2時15分 下新町は八幡社境内に新しく
屋根付きの舞台で地方衆を舞台前に青年団女子が
舞台踊り中。自前の浴衣の女性や町独自の鮮やかな
色浴衣が観客を魅了していた。
午前2時33分 女子の踊りが終了した後、男女隊形踊り
を始めた矢先に通りを上手から先ほどの西町青年団が
下手から天満町青年団が共に長囃子の掛け声を
上げながらぶつかるハプニング。
これもまた初日ならではの元気いっぱいの青年団の光景に遭遇。
午前2時48分 天満町は天満宮境内前で地方衆が調弦中、踊り子も待機。
しばらくして上手の方へ流し始める。町浴衣の女子や法被姿の
男子に混じって自前の浴衣の女性も加わり静かに方車線を使って
しっとりと流す。自主交通規制中にもかかわらず時折、車が通行
するのが煩わしい。眼鏡橋で折り返してしばらくすると、
午前3時10分 青年団が戻ってくる。そして叫びながら下りてきた上新町青年団
と合流。先頭を自町女子、男子、地方、上新町青年団男子、女子
の順に並んでの豊年踊りをしながら天満宮前まで流すという
珍しい形だった。
午前3時30分 少しの休憩の後、天満宮境内前にて、前後半の男女を入れ替えるような
上新町と天満町青年団合同の巧みな舞台隊形踊りが行われ観光客
を楽しませた。20分後に終了後は上新町青年団が丁寧に挨拶し
振舞われたジョッキビールを飲むや、また元気に上がっていった。
その後はしばらく休憩となったようなので、その場をあとにした。
再び、坂を上手方向に戻るべく下町はすでに散会のようだった。
今町は公民館前でこの後にも出ようとしている雰囲気。
東町は一部は解散の様子でした。
午前4時35分 諏訪町はかなり空いてきたが公民館の前あたりを上手から
下手方向へ男子5人、女子4人の青年団が新踊りを静かに踊って
ベテラン歌い手3人で聴かせてくれる。
午前4時50分 上新町通りも静か。
鏡町衆の大所帯はすでに散会したのか、公民館前を通ったが
確認できず。そのまま、帰宅の途についた。
この日は、あまりにも人が多くてしんみりとしたオワラ情緒は
楽しめなかったのが残念でした。
京都から来たある観光客と話をした時も『観光客の
マナーが悪すぎる』と非難していた。
しかしながら、青年団の観光客へのサービス精神は旺盛で初日
とあってまだ疲れも無く、涼しさも味方して訪れた人たちは
満足だったように思います。
私も久しぶりに沢山の踊りをゆっくりと見ることが出来ました。
帰宅後の地元新聞朝刊によれば、観光バスによる
県外からの観光客の増加で、昨年初日の2倍となる
12万人の人手だったと報じている。
平成19年9月1日(土)の八尾町
9月1日 午前0時 気温20度 曇り
ここ数日の雨で涼しく井田川を渡る川風が冷たく
感じる。薄手の長袖がちょうどいい。
十三石橋から、大好きな天満町に入り公民館前には
10人位の観光客が出待ちの状態。
公民館内はこれから集まり次第、流しに出そうだ。
それを見届けず、そのまま上手へと移動した。
下新町公民館は暗い。朝刊に寄れば昨夜午後9時半ごろから
最後の仕上げを八幡社にて行っていたと報じている。
午前0時20分 今町衆は平服で三味線3人と胡弓1人が、男子踊り
女子踊りを前にして通りを流していた。
西町へ回ったが公民館は出かけた後のようで、確認できず
午前0時30分 鏡町に下りると、公民館前から流し出したようで
自町を三味線8人、胡弓2人、唄3人が子供の踊り手も
前にして大勢で流している。観光客も一際多い。
表通りからの煩わしさが無いので静かで
心地よい音の響きだ。
午前0時50分 ごうどうの坂から諏訪町へ出た。
新公民館前は人通りもなく、昨年と同じく諏訪町
本通りはボンボリなしで暗い。
諏訪町衆は諏訪の上手から下りながら流していた。
三味線3人と胡弓1人、唄2人が次々に歌いだす。
人の話し声が気になるくらい、静かな夜。
聞き手のマナーが問われる・・・
通りを中抜きして、少し下手に移動してから、
再び上手に流していた。
午前1時15分 東新町衆は公民館前から三味線7人、胡弓1人、歌い手
数人でゆっくりと流して下りてくる。
午前1時30分
上新町に出ると祐教寺の裏あたり、大所帯でゆっくりと
流しの上新町衆の集団。見物人も多い。
胡弓に若林美智子の姿もあったが、一旦そこで別れ、
町衆の一団は会館前から蔵並通り、西新町横から上新町
本通を下り公民館前まで、ゆっくりと流していった。
三味線5人、胡弓3人、唄3人。午前2時12分公民館へ。
午前2時30分 今町公民館前を通ると地方は休憩中、男子踊り手数人が所作の
練習を熱心にしていた。
下新町公民館は消灯。
午前2時40分
天満町へ戻ると三味線5人、胡弓2人、唄3人で
通りの端を平服で下手に流してくる。
地方の前には男女1人づつが新踊り。
午前2時55分にそこで散会となった。
午前3時10分 天満町の某歌い手さんと早足で【上手の町回り】へ・・・
下町は静か。今町は公民館前で数人が旋律を確かめている。
東町に出ると鏡町の若手グループが流していたので、一節唄って・・・
上新町通りでは三味線2人が唄いながらの流しを横目でみながら・・
諏訪町本通は静かだった・・
その後、おわらの旋律を求めて、祐教寺の裏を通り鏡町へ入る。
静かで雪洞の明かりが綺麗、公民館前ではすでに解散となった一部の
人だけが残り談笑中。しばしここで休む。
しばらくして鏡町の若手グループが戻ってきたので、もう一節唄って・・
午前5時 気温20度 町を出て帰宅の途についた。
日中は、残暑が残るものここ数日は30度にならない。
今日も終日曇りの予報、夜中はやはり涼しいでしょう。
さあ、これから週末になる今年のおわら。
大勢の観光客で賑わう、おわら風の盆が始まる。
今年も午前1時から5時までの旧町内へは通行禁止となっているので
(1日〜3日)午前1時以降も各町内での町流しが可能となる。