深夜のおわら風の盆 速報

平成19年9月4日(火)の八尾町

9月4日 午前0時 気温23度 晴れ

昨夜に引き続きこの時間帯に鏡町裏手から入った。休憩のようだ。

東新町公民館前にて午前0時34分 
 東新町公民館までおわらの調べを追い求めた
 少し前まで楽しんでいた様子。






蔵並通りから上新町とおりへ左折
午前1時18分 鏡町本隊は公民館前から
 調子合わせから始めて流し始めた。
観光客は良く知っている、少し前から狭い
町内の両端を陣取っている。以外と少ない
人数で流し始めた。踊り子もまだ少ない。



祐教寺裏あたり
午前1時35分 若林美智子のグループが
 自宅前からか流して祐教寺裏から会館前
 左折して上新町通りへ抜けてゆく。
        



午前2時09分 
上新町の谷井グループ【風】を西新町で見つけた。
        西新町の踊場から更に諏訪町本通り抜ける通りを
        歌い手も途中合流してベテランの歌い手が次々と
        聴かせてくれた。唄を真剣に聞いている人が多い。
        ワリと静かだが、音収録の環境は良くない。しかし
        満足のできた流しだったので、ついて行く。

午前2時20分 東新町支部は自町公民館前へ戻るように流していて
        しばらくして休憩した。このあたりは人も少ない。

午前2時43分 上新町の谷井グループ【風】は踊り手を増やし、諏訪町
        本通からなりひらの横丁を下りて上新町通りに出た
        所で15分休憩。再開後は更に会館方向から右折して
        祐教寺横を左折して裏通りをゆっくりと。この辺りでは
        古謡唄の掛け合いも聞かれ大満足だった。

午前3時30分 ごうどうの坂に出たところで、上新町本隊とぶつかり
        共に休憩。

午前3時45分 上新町本隊はそのまま祐教寺裏方向へ、グループ【風】は
        上新町通りまで出てから休んでいたため、そのまま上がる。
        ここからは近くの別グループにいた今町の高野さんや
        西新町の成瀬さんも唄に加わり(高野さんは1節のみ)
        益々、感激。上新町公民館前に4時08分到着。

すぐに輪踊りが始まった 午前4時12分 引き続き輪踊りが始まった。
        地方衆を取り囲むようにして
        一般客も参加。所作を付けての
       豊年踊りを楽しんでいた。

 午前4時31分 浮いたか瓢箪・・で終了
         散会の模様・・その場を離れ
        
                   今町、下新町は静かだった。
                   急ぎ、天満町へと向かう。
天満町青年団・ここで折り返し
 午前4時50分 天満町眼鏡橋で最後の総流し
         をしてきた町衆の一団にあう。
 ここを折り返して町内通りを片側を使ってゆっく
 りと進んでいく。久婦須橋を折り返して、天満宮
 境内に円陣を組むように入ってゆく。


下手へ流す地方衆今年の踊り収め・・・すっかり明るくなってきた

収めの踊り 最後の締め唄

いよいよ今年の踊り収め、唄い収めの時だ。
観光客はこの時を共に感じたいがため、年々増えている。

踊り手も様々な思いが脳裏をかすめる時だ。
唄が次々と出て、やはり最後はこの町の節、片山さんの
天満町おわら、そして桐谷さんの唄が最後を締めくくった。

【シンニャシキ ヒガシシン スワ町
     カミシン シンダチ ニシ町 ヒガシ町 

  調子合わせて ナカ町 シタ町
    コクボ フクシマで オワラ 夜が明けた】


午前5時50分 オワラ総代の終わりの挨拶があった後、
        青年団長の感極まりながらの御礼挨拶、
        そして3本手締め唱和で、多数の観客と
        共に今年のおわら行事終えた。

遠くに聞名寺 朝日が眩しい 
 午前6時すぎ、八尾から帰宅の途についた。
 気温23度、井田川を渡る風が心地よい。
 今年の風の盆が終わった。

 各町では雪洞などの後片付けに忙しい。
 普段の町に戻ってゆく・・・・・・

帰宅後の地元朝刊によれば、3日間で26万人の
          人手だったと報じている。(昨日は6万人)


平成19年9月3日(月)の八尾町

9月3日 午前0時 気温26度 曇り
     昨夜と違い南よりの生暖かい風で暑い。

午前0時20分  諏訪町本通りは両端観光客で埋め尽くされている

三味線の名手杉崎宅では自宅解放して三味の
音色が響いている。
通りはそれを聞き入る人だかりだ。



各町はこの時間、どこも自由時間となっている。
        このため、各町にいろんな踊り子の町衣装が見られた。

西町の輪踊り
 午前0時40分


 西町は踊場で観光客も参加しての
 輪踊り中。




風のグループ・・諏訪町にて
 午前0時55分 
 下新町青年団は西町の【割烹一力】前で
 隊形踊りをしている。花が打たれたのだろうか。
 最後には酒2升と飲み物が振舞われていたが・・




下新町衆 午前1時すぎ下新町衆はゆっくり自町の
  公民館前から今町方向へ流し始めた。







午前1時18分  天満町青年団はそれまで自町を流し終えて上手の町
         へ
威勢のいい長囃子の掛け声と共に出て行った。

午前1時50分  一部有志の地方衆が天満宮前の路地を流していた
         ようだが戻った後、休憩後、眼鏡橋方向上手へ
         静かに流し始めた。
         観光客も少なく静かで、時折通りを抜ける風が
         心地よい。

地方衆が新踊りで・・・ 地方衆も輪踊り


眼鏡橋で折り返し、天満宮前では、輪踊りスタイルとなり、通り抜けの
車に邪魔され、その後は再び、下手へ流し始める。折り返して
天満宮前に着いたと同じくして青年団が戻ってきた。
三味線5人、胡弓2人、唄5人。
午前3時、休憩に入った。

午前3時30分 上新町衆は通りを上がっている。
        西新町の踊り場まで行って休憩した


東新町衆
午前3時45分 東新町衆は自町の公民館前へ流して
        戻って来たところに出くわした。

  諏訪町本通方面は、おそらく鏡町本隊が流して
  いるようだったが、行かなかった。
   (1時過ぎから流しに出るとの情報あり)

午前4時00分 上新町通りに再び出ると先ほどの上新町衆が休憩を終えて
        再び西新町方向へ両町の境から横路地へ入り裏通りを回って
        上新町通りへ戻るルートを歌い手4人で流していた。
        通りへ戻ったところで休憩、そのまま下って戻ったようだ。

西新町の歌い手
午前4時25分
 今ほどいた裏通りから
        響き渡る地方と唄が・・・

西新町の有志4人
三味線2人、胡弓1人、唄1人 踊り無しの聞かせる流し
 だった。N氏は立て続けに唄い、聞かせてくれた。
ほとんど観光客はいないが町内の人が窓越しや前で
聞き耳を立てている。
          午前4時50分 公民館に入って行った

夜明けは近い、八尾大橋から 午前5時 気温25度 明るくなってきた八尾を
 出て帰宅の途についた。

 帰宅後の地元朝刊によれば、昨日は8万人の
 人手だったと報じている。



平成19年9月2日(日)の八尾町

9月2日 午前0時 気温21度 曇り

上新町通り少し早めに町に到着した、この時間帯は休憩
していることが多い。
今年も鏡町公民館横から入ったが、やはり
休憩・夜食タイムだろうか。

上新町商店街通り周辺は大勢の人で大混雑、
通り全体が埋まっているかのような人、人。
大輪踊り場の余韻がまだ残っている。

          そのまま西新町支部まで上がってみる。
          公民館で休憩のようだ。

東新町の女子新踊り午前0時45分 東新町町下手から自町衆が
 踊り手を多数従えて、ゆっくりと上がってゆく。
 公民館前まで、しっとりと流してゆく。
 観光客も非常に多い。
 諏訪町本通りもほぼ人で埋まっている感じだ。



午前1時0分  混雑がひどいので祐教寺方向へ抜けてみた。上新町
        支部衆がおわら会館方向へと多くの観光客に包まれながら
        流している感じ、騒がしい・・・・・

暗いですが・・・午前1時05分 鏡町に戻ると公民館前から流しだす
 ところだった。
 自町を回らず、ごうどうの坂方向へ進んでいった。





西町御花踊り  

午前1時30分 西町にでるとここも大勢の人。通りを抜けようにも大変
        な混みようだが、青年団の威勢のいい長囃子の掛け声が
        先のほうから聞こえる、公民館の前辺りか。
        突然、行く手を阻まれ、某衣料店前でストップ。
        どうやらこの店から【御花踊り】の依頼。店の前のウィンドウ
        に押し付けられるような体制で偶然にも踊りの正面ではあるが
        辛い20分間が・・・・舞台隊形踊りを目前で鑑賞。地方は
        向の家の玄関先と最高の場所だった。この場所と時間帯
        では稀な出来事だったと思う。

午前1時55分 やれやれやっと開放されたと思ったが、数十m先の辻で再び
        隊形踊りをするという、なんとも元気な青年団。
        カセットの伴奏に合わせて再び魅せてくれる彼らに脱帽の感。
        素晴らしいの一言だった。そしてまた、叫びながら下りてゆく・

鮮やかな浴衣はここだけ午前2時15分 下新町は八幡社境内に新しく
 屋根付きの舞台で地方衆を舞台前に青年団女子が
 舞台踊り中。自前の浴衣の女性や町独自の鮮やかな
 色浴衣が観客を魅了していた。

午前2時33分 女子の踊りが終了した後、男女隊形踊り
 を始めた矢先に通りを上手から先ほどの西町青年団が
 下手から天満町青年団が共に長囃子の掛け声を
           上げながらぶつかるハプニング。
        これもまた初日ならではの元気いっぱいの青年団の光景に遭遇。

午前2時48分 天満町は天満宮境内前で地方衆が調弦中、踊り子も待機。
        しばらくして上手の方へ流し始める。町浴衣の女子や法被姿の
        男子に混じって自前の浴衣の女性も加わり静かに方車線を使って
        しっとりと流す。自主交通規制中にもかかわらず時折、車が通行
        するのが煩わしい。眼鏡橋で折り返してしばらくすると、
午前3時10分 青年団が戻ってくる。そして叫びながら下りてきた上新町青年団
        と合流。先頭を自町女子、男子、地方、上新町青年団男子、女子
        の順に並んでの豊年踊りをしながら天満宮前まで流すという
        珍しい形だった。
天満町地方衆、うしろ姿もいいっす! いょっ!上新町 上新町のみなさん

午前3時30分 少しの休憩の後、天満宮境内前にて、前後半の男女を入れ替えるような
        上新町と天満町青年団合同の巧みな舞台隊形踊りが行われ観光客
        を楽しませた。20分後に終了後は上新町青年団が丁寧に挨拶し
        振舞われたジョッキビールを飲むや、また元気に上がっていった。
        その後はしばらく休憩となったようなので、その場をあとにした。

        再び、坂を上手方向に戻るべく下町はすでに散会のようだった。
        今町は公民館前でこの後にも出ようとしている雰囲気。
        東町は一部は解散の様子でした。

午前4時35分 諏訪町はかなり空いてきたが公民館の前あたりを上手から
        下手方向へ男子5人、女子4人の青年団が新踊りを静かに踊って
        ベテラン歌い手3人で聴かせてくれる。

午前4時50分 上新町通りも静か。
        鏡町衆の大所帯はすでに散会したのか、公民館前を通ったが
        確認できず。そのまま、帰宅の途についた。

        この日は、あまりにも人が多くてしんみりとしたオワラ情緒は
        楽しめなかったのが残念でした。
        京都から来たある観光客と話をした時も『観光客の
        マナーが悪すぎる』と非難していた。

        しかしながら、青年団の観光客へのサービス精神は旺盛で初日
        とあってまだ疲れも無く、涼しさも味方して訪れた人たちは
        満足だったように思います。
        
        私も久しぶりに沢山の踊りをゆっくりと見ることが出来ました。

まもなく夜が明ける八尾 帰宅後の地元新聞朝刊によれば、観光バスによる
 県外からの観光客の増加で、昨年初日の2倍となる
 12万人の人手だったと報じている。






平成19年9月1日(土)の八尾町

9月1日 午前0時 気温20度 曇り 
 
     ここ数日の雨で涼しく井田川を渡る川風が冷たく
     感じる。薄手の長袖がちょうどいい。
     十三石橋から、大好きな天満町に入り公民館前には
     10人位の観光客が出待ちの状態。
     公民館内はこれから集まり次第、流しに出そうだ。
     それを見届けず、そのまま上手へと移動した。

    下新町公民館は暗い。朝刊に寄れば昨夜午後9時半ごろから
    最後の仕上げを八幡社にて行っていたと報じている。

午前0時20分 今町衆は平服で三味線3人と胡弓1人が、男子踊り
        女子踊りを前にして通りを流していた。

    西町へ回ったが公民館は出かけた後のようで、確認できず

午前0時30分 鏡町に下りると、公民館前から流し出したようで
        自町を三味線8人、胡弓2人、唄3人が子供の踊り手も
        前にして大勢で流している。観光客も一際多い。
        表通りからの煩わしさが無いので静かで
        心地よい音の響きだ。
 
午前0時50分 ごうどうの坂から諏訪町へ出た。
        新公民館前は人通りもなく、昨年と同じく諏訪町
        本通りはボンボリなしで暗い。
        諏訪町衆は諏訪の上手から下りながら流していた。
        三味線3人と胡弓1人、唄2人が次々に歌いだす。
        人の話し声が気になるくらい、静かな夜。
        聞き手のマナーが問われる・・・

        通りを中抜きして、少し下手に移動してから、
        再び上手に流していた。

午前1時15分 東新町衆は公民館前から三味線7人、胡弓1人、歌い手
        数人でゆっくりと流して下りてくる。

午前1時30分
会館前のあたり上新町に出ると祐教寺の裏あたり、大所帯でゆっくりと
流しの上新町衆の集団。見物人も多い。
胡弓に若林美智子の姿もあったが、一旦そこで別れ、
町衆の一団は会館前から蔵並通り、西新町横から上新町
本通を下り公民館前まで、ゆっくりと流していった。
三味線5人、胡弓3人、唄3人。午前2時12分公民館へ。


午前2時30分 今町公民館前を通ると地方は休憩中、男子踊り手数人が所作の
        練習を熱心にしていた。

        下新町公民館は消灯。

午前2時40分
見づらくてゴメンね 
 天満町へ戻ると三味線5人、胡弓2人、唄3人で
 通りの端を平服で下手に流してくる。
 地方の前には男女1人づつが新踊り。
 午前2時55分にそこで散会となった。



午前3時10分 天満町の某歌い手さんと早足で【上手の町回り】へ・・・

  下町は静か。今町は公民館前で数人が旋律を確かめている。
  東町に出ると鏡町の若手グループが流していたので、一節唄って・・・
  上新町通りでは三味線2人が唄いながらの流しを横目でみながら・・
  諏訪町本通は静かだった・・
  その後、おわらの旋律を求めて、祐教寺の裏を通り鏡町へ入る。
  静かで雪洞の明かりが綺麗、公民館前ではすでに解散となった一部の
  人だけが残り談笑中。しばしここで休む。

  しばらくして鏡町の若手グループが戻ってきたので、もう一節唄って・・

夜が明ける、奥に新しい『坂のまち大橋』  午前5時 気温20度 町を出て帰宅の途についた。

  日中は、残暑が残るものここ数日は30度にならない。
  今日も終日曇りの予報、夜中はやはり涼しいでしょう。

  さあ、これから週末になる今年のおわら。
  大勢の観光客で賑わう、おわら風の盆が始まる。
   
 今年も午前1時から5時までの旧町内へは通行禁止となっているので
  (1日〜3日)午前1時以降も各町内での町流しが可能となる。