深夜のおわら風の盆 速報

平成21年9月4日(金)の八尾町

9月4日 午前0時 気温23度 曇り

薄い雲から月明かりが少しもれるが曇り空
雨が3日間無いのもめずらしい。何とか持ちそうだ。

最終日の昨夜はかなりの観光客だったようで、居残り客
も多そうだ。

午前0時15分 鏡町公民館前は多数の観光客が出待ち。
        しかし町衆は休憩タイム。おおむねこの
        時間は全町食事・休憩だろう。
        町の公式行事も終わり、自前の浴衣に
        着替える人もいる。

      諏訪町本通りはすごい人で、両端に陣取る客でいっぱいだ。

午前0時30分 東新町公民館前は男女の新踊りを披露して
        いる。フラッシュ光を頼りに集まる人で
        黒山の人だかり。なぜかここはこの時間に
        いつも踊っているような気がする。輪踊りの後は、休憩
        に入ったので、上新町通りに下りてみる。
        ここの大通りも人が多い。

午前1時12分 谷井グループ【風】のメンバーは祐教寺前に
        集まりだすと大勢の観光客もそれに続く。
        テレビの特番撮影クルーがさらに客を集める。
        胡弓、三味線、唄の後に大勢の踊り手が続く。
特番撮影中 胡弓が先導

午前1時35分 蔵並通りを過ぎた辺りで、前を行く流しとの
        間合いを取るため休憩。この当たりは複数の
        流し集団でひしめき合っている。

        同じ頃、上新町公民館前からは、同町本隊が通りを
        下へ流しだす。
        そして、諏訪町本通も流しの大混乱。
        下新町、諏訪町、鏡町がそれぞれ流している。
        観光客の多さに絶句だ。

午前2時10分 もはや流しのメインストリート化した通りを
        避けるかのように、東新町衆は上新町通りに出て
        流しながら下りてくる、意外と空いている。

午前2時30分 昨夜の西町流しの衆が上新町まで流して上がって
        来たらしい。三味線3人、胡弓1人、唄3人が
        今宵も聴かせる。祐教寺裏通りから会館前を通り
        西新町裏通りを抜け、西新町踊場まで付いてゆく。
午前3時    ここで休憩。
        踊り手数人と落ち合い、西新町公民館前で自町衆と
        少し歓談。今宵限りだと踊り手は新踊りを披露。

西新町公民館前にて新踊り
午前3時20分 西新町衆の囃子で自町衆も
        見守る中、西町衆による
        二季踊りのみ披露。
        拍手喝さいを浴びていた。
        観光客も少ない。
     その後、通りを下りて流して行く。


午前3時30分 西新町衆は公民館前を出て左折、自町の裏通りを蔵並
        方向へ。三味線9人、胡弓1人、唄3人、そして
        3人の青年男子が法被姿で力強く勇壮な男踊りを先導する。
        一つ一つの所作に力が入っていて止めるポーズが
        長いのが独特だ。素晴らしい。

午前3時50分 蔵並手前の辻で休憩した。

午前4時10分 鏡町本隊は踊り手を前に従えて諏訪町通りから合同の坂へ
        下りてきた、このまま自町へ戻って行った。

午前4時20分 先ほどの西町衆は自町通りまで流して戻っていた。

午前4時30分 天満町は最後の全員総町流しを眼鏡橋を折り返す所だった。
        そのまま、天満宮前から久婦須橋まで地方を中心に前後に
        青年団など踊り手を配して大所帯だ。空が次第に明るく
        なってくる。そして天満宮へ吸い込まれるように入ると、
        円陣を組み輪踊りは、次第に終わりが近づく・・・

天満町地方衆 踊り収め・・ 地方衆・・空が白む・・・・

天満宮での円陣にて、終わりが近い・・・・ 青年団長がお礼の挨拶を 

午前5時30分 最後の〆唄が明けの空に甲高い声で響き渡る。
        
        そして青年団長から丁寧な行事お礼の挨拶があり、全員
        による3本締めをして今年のおわら風の盆を終えた。

花束贈呈、これまでありがとう・・
 さらに今年で、青年団を終える女性たちに
 仲間からの花束や寄せ書き色紙が渡され、
 記念撮影をして解散となった。

 みんなで記念撮影、素敵な踊りをありがとう〜

さて、2009年のおわら風の盆は曇りがちながらも雨にあわず
良かった。最終日は約5万人の観光客だったようだか、団体客が
減ったらしい。観光収入も減少したようだが。

すぐに後片付けに追われる町内は、またいつもの静かな町に戻る。


平成21年9月3日(木)の八尾町


9月3日 午前0時50分 気温23度 曇り

昨夜とは違い風もほとんど無く生暖かい。

 月は雲に隠れているが雨の心配はなさそう。

午前1時10分 天満町に入るが丁度流し終えて
夜食タイムに入ったようで公民館からなかなか出てくれない。

午前1時45分 待ちきれずカマテへ上がることにした。
歌い手の桐谷さんが鏡町に合流するとの情報も得たので3時
頃に諏訪へ行くこととする。

午前1時50分 下町諏訪社前の踊場では輪踊りを楽しんで
        いた。

午前2時5分  西町衆が、三味線2人、胡弓2人
        唄3人、踊り手4人を前に自町通りから鏡町へ
        抜ける路地をゆっくり下りて行く。歌い手が
        次々と味わいのある唄を聞かせてくれる。
        しばらくここについて行く。おたや階段下から
        公民館角を左に折れ北吉別館辺りで休憩。
        ごうどうの坂を上り上新町通りまで。(2時43分)
        多くの観光客が名調子を堪能していました。
西町衆の流し 鏡町踊場の西町衆

午前2時45分 直進して諏訪町本通りへ。城ケ山公園入り口下で
        鏡町本隊が下から上がって来て休憩中。

午前2時55分 桐谷さんが合流して再開。大勢の
        観光客も後につき通りを東新町の入り口まで町流し。
        前に踊り手が豊年踊りや新踊りを取り混ぜて舞う。
        歌い手6人は次々と唄いだす。
        ベテランは「こんな唄もあるぞ」って感じで聞かせ、
        町屋に響きわたる。

午前3時30分 西新町へ下りる辻で一旦、休憩。

午前3時40分 再開。上新町通りを横断し西新町路地から裏路地
        蔵並通り、祐教寺横、裏を通って鏡町へ。
        付いている観光客は30人程度か。おたや階段下の
        鏡町踊場で円陣を組み、最後は桐谷さんの番で〆。

鏡町衆の〆おわら 鏡町踊場にて これにて散会、鏡町衆の〆おわら

午前4時30分 散会となった。


午前4時50分 気温22度 くもり
        曇っているせいかまだ薄暗い。
        雨が近いのか風もなく蒸しい感じだ。
        井田川の清流音がけたたましい。
        人影もない町民広場。
        帰宅の途につく。

  帰宅後、地元の新聞は2日の観光客数を昨年多い約7万人
  と報じています。日中の入り込みが多いのでしょうか、
  深夜はそんなに多いとは感じませんでした。
  深夜のバスもほとんどいないようですが・・・。
  さて、あと、1日を残すのみ、天候が気になります。


平成21年9月2日(水)の八尾町

9月2日 午前0時半 気温21度 晴れ

 月夜でまさにおわらには最高の天気。

若干、観光客は少ない感じがする、大型バス
の入り込みも少ない感じだ。

午前0時50分 鏡町本隊は自町公民館から
        流し始めた。いつものように
        北吉旅館を通りごうどうの坂
        祐教寺〜会館方面へと進む
        コースだ。

午前1時10分 若林美智子のグループは自宅
        前を過ぎ行く鏡衆を待って、
        その後に、続き流し始めた。

午前1時18分 会館前辺りでは鏡町衆の前に
        流していた谷井グループと
        ぶつかり、共に休憩となった。
        この辺りのみ観光客も多く混乱。

午前1時22分 西新町若手地方衆は三味線3人
        胡弓1人、唄なしで自町を下りてきた
        人影も少なくとても静かだ。

午前1時30分 東新町は自前浴衣の女新踊り数名を
        前にしてゆっくりと静かに自町を下りて
        来た。

午前1時45分 上新町通りでは公民館から本隊町衆が
        出てごうどうの坂から鏡町へ下りて
        ゆく。

午前2時15分 西町通りでは少数だが通りを流している。

午前2時20分 今町公民館は中で休憩中。

午前2時30分 下新町八幡神社前の舞台ステージでは
        天満町、上新町、下新町の各青年団が
        勢ぞろい。ちょうど下新町衆地方により
        上新町青年団が舞台踊りを披露。
        天満町は自町に帰っていったが・・・
 
午前2時50分 それまで自町通りを流していた地方衆は
        天満宮境内長椅子で休憩中、青年団の
        休憩(公民館内)明けを待っている。

午前3時5分  今町青年団が来町、天満宮前での交歓演舞
        の開始だ。男子、女子踊りとショートバージョン
        で披露し喝采を浴びていた。
 

 
 
        続いて天満町が男子かかし踊り、女子の四季踊り
        と続き素晴らしい演舞。観客も20人程度と少なく
        静かで最高でした。(3時25分まで)
よっ!!天満町
 今町青年団を見送り休憩、
 地方も一部散会





午前3時45分 天満町を後にしてカマテへ上がってみる。
        下町、今町〜西町そしておたや階段横からこうどう坂
        に抜け、上新町本通り、上新町本隊は流し終えて
        散会したところだった。

午前3時50分 城岸司のグループはそこから更に通りを上り
        唄1人で流し始める。人影も少なくとても静かで
        最高の舞台だ。歌い手も気持ち良さそう。

 
 午前4時 上新町通りを下り、おたや階段を
 下りて踊場にて鏡町衆のお開きを見る。
 最初よりかなり少ないがこれで散会。





午前4時20分 天満町まで下りて帰宅の途につく。すっかり
        空は明るくなってきた。川風が冷たい。
        気温18度。すっきりとした朝焼けがきれいだ。

  帰宅後、地元の新聞は初日の観光客数を昨年同様の約8万人
  と報じていました。


平成21年9月1日(火)の八尾町

9月1日 午前0時 気温21度 小雨

 先週から朝晩はめっきり涼しく感じられる。
 ここ数日は曇り空も多く凌ぎやすい、昨年の
 初日は蒸し暑かったが、今宵は無情の雨。
 小雨だが、やみそうにない。
十三石橋
天満町もひっそり、静かだ。公民館も暗い。
下町、今町、東町と廻るがどこも静か。

上新町公民館は数人が半点灯した公民館で様子見。
西新町、西町、鏡町も公民館内で様子見のようです。

しかし外には出れる状態じゃないし・・・・。

午前1時すぎ 

 鏡町の歌い手さんが若い衆数人を連れて
 手拍子で唄いながら町外れを行く所と遭遇。

 おわら会館辺りまで聞こえてくるのだから
 ・・。それにしても威勢がいい。
 もう、本番が待てない・・女子新踊りが数名。
 みんな平服だが・・、その後は小雨がちなので
 オープン屋台に吸い込まれて行きました、観光客
 を巻き込みながら・(笑)そこでも唄って賑やか
 でしたが・・・。

  
午前1時45分 気温20度 

 雨も上がらないので静かな町を出て
 帰宅の途に。

 天候が悪いとどうにもなりませんね。天候が不安定なのと
 平日のためか観光客も少ない感じです。

 今夜の天気も少し心配ですが・・・