深夜のおわら風の盆 速報



平成23年9月4日(日)の八尾町

9月3日 午後11時10分 気温26度 くもり

 いつもより早く自宅を出て八尾入りするものの
しばらく車内で待機。曇りながらも風は生ぬるい
感じだが強くなく静かだ。時間が早いのと週末とあって
人が多そうな予感が。

午後11時40分 鏡町公民館横から入るとすでに
         おたや階段とその下の踊り場は
         超満員の観光客で埋め尽くされていた。
         地方席の前に踊り手が円陣を組み
         輪踊り、歌い手も加わりその大所帯
         は壮観。

午後11時55分 お開きとなり大休憩。それにしても
         人の多さに唖然とした。

9月4日 午前0時 生暖かい風が少し出てきた諏訪町
          本通を上がりこの時間も流している
          であろう頼みの東新町へ向かうと
          早乙女姿の小学生を含む踊り手7人
          三味線6人、胡弓1人、唄手4、5人
          がゆっくり流して下りてくる。
          最後のおわらを子供たちも楽しんでいる。
          通りには両脇とも多くの観光客。

わかりにくいが早乙女姿の娘も・・・ 東新町

午前0時16分 一旦小休憩し再開する。

午前0時28分 突然小雨がパラつき慌てて家屋の軒下に退避。
        現場は騒然。5分ほどで雨はほぼ上がるも
        散会状態。地方は公民館へ引き上げ。

午前1時  上新町通りを下り、喫茶明日香前の縁台にて
      大西氏の三味線の音色、ほどなくお孫さんとの
      二人三味線にたちまち人だかり。京都からの観光客
      が歌いだすと、意外と上手い。批評が続きしばらく
      唄のレッスン(笑)20分ほど楽しませてもらったが
      人が多くなってきたので終了。

     さて、西町、下町と下り少し早いが天満町へ向かうことに。

午前1時50分 天満町は天満宮正面の路地から流しながら下りて
        来る所だった。少し休んだ後、久婦須橋方向へ
        ゆっくりしたテンポの流し。すでに交通規制が解除
        されているため片側車線を使っての流しだ。2時34分
        まで流して天満宮まで戻り休憩となった。
青年女子 手前は中学女子の踊り子 

        どうやら別のグループも上手、眼鏡橋方向に流し
       始めたようだ。2時52分まで流して休憩。

午前3時21分 双方両グループが休憩を終えたあと、境内前に地方席の
        縁台が並べられ最後の隊形演舞が多くの観光客を前に
        行われた。四季男女混合踊りなど奇抜な嗜好も
        飛び出して拍手喝采・観客から大満足の声しきり・・。

 力強い男子踊り 

 四季踊り  この後、思いがけないことに・・・・


午前3時49分 休憩・・・この後、最後の〆の総町流しへ・・・

午前4時23分 天満宮前から下手方向へ、踊り手約30人を前に
        最後の総町流し。眼鏡橋手前で折り返し休憩無しで
        天満宮前を通過して久婦須橋方向へそこで折り返し。

空が白みかけて・・・ もう少し・・雨が・・・・ 

     しばらくしてもう少しで天満 宮付近で、時折雨粒が・・・
     境内に円陣隊形を取り、なんとか雨は微妙。

最後が近く・・あめが・・・ 
 全歌い手が歌い上げ、桐谷和茂氏が
 〆の定番唄で締めくくった。
 そして♪浮いたか瓢箪〜の大合唱。





午前5時40分 新青年団長の御礼挨拶があり全員での三本締め、解散。
        青年団員の記念撮影が鳥居下で行われた頃には弱い雨模様。

        なんとかギリギリのセーフでした。風もほとんど無く
        前夜祭が屋外で出来なかったことを思えば由としよう。

 さて、今年の風の盆は、台風の影響が心配されましたが、富山は不思議と
 風雨とも大きな影響も無く、行われたことは大変よかったです。

帰宅後、地元新聞は社会面でおわらの様子を掲載し、3日目の
        人出は約5万5千人、延べ19万人の人出で、
        昨年より1万人少ないと。



平成23年9月3日(土)の八尾町

9月3日 午前0時 気温25度 小雨

     八尾は昨夕方から断続的に雨降り状態。
     台風12号の接近で仕方なし。

午前1時 ほぼ止みかけた雨だが天満町天満宮横の
     岡本邸の軒下に地方が入り邸宅前で
     青年団踊り子による踊りが披露されていた。

リクエストに答えてポーヅ このあと町流しへ 

午前1時38分 天満宮前から地方を前に踊り子が後ろに
        つく形で新踊りで上手方向に流し、裏の
        背戸道へ回る・・・だだ雨上がりで湿気が
        多くて地方は三味と胡弓の調弦に一苦労。

午前2時4分  天満宮前に出たところで休憩し・・・

午前2時8分  下手方向に流すも久婦須橋まで来たところで

午前2時28分 降雨にて中断・退散・・。

午前3時15分 一旦、雨は上がるも、地方集は散会状態。
        青年団は踊りたくて仕方ない、囃し立て、
        公民館前にて無伴奏の隊形踊りで気持ちを
        高ぶらせていた・・・・

叫びまくり、よっ!天満町

午前3時45分 地方衆も公民館から引き上げ解散。

午前3時55分 上手へ上がることに、下町、今町、西町

静かな西町通り
上新町通りも静かで人影もほとんど無し。
 諏訪町本通を下手から上がると・・
・三味線の音をたよりにさらに上手へ





午前4時05分 東新町支部衆が自公民館前から若宮八幡社前
        まで流してきたらしく休憩に入ったが、それ
        までの小雨で楽器へのダメージが酷く、
        3〜40人程の観客の期待むなしく、これで
        中止宣言となり散会となった。

        そこから西新町、上新町、鏡町と降りてきたが
        町は閑散、各戸の軒下に吊るされた風鈴が少し
        出てきた東風で一斉に鳴り出し、涼しさに秋の
        気配を一掃感じさせる。

午前4時40分 24度。くもり空の八尾はまだ薄暗いものの
        東の空は雲の切れ間からオレンジ色の光が漏れ
        まもなく夜明けか・・・八尾を離れた。

   帰宅後、地元新聞は社会面でおわらの様子を掲載し、2日目の
        人出は約6万5千人と掲載。


平成23年9月2日(金)の八尾町

9月2日 午前0時 気温25度 くもり

     まだまだ日中の残暑が厳しい。
     昨夕の雨の影響で湿度の高い感じが
     するが、井田の川風が涼しい。


午前0時50分 休憩時間帯であろうと思ったが天満町支部
        を訪ねてみる。


午前1時    天満町青年団は威勢良く囃し立てて上手へ
        自町を出て行った。


午前1時10分 下新町八幡神社前の踊り場では、自町の青年団が
        中心となって地方を囲み輪踊り中。他町の青年団
        衆がぶつかり合うなど、通りは人で大混乱。
        しばらくして休憩となったので、そこを後に上手へ。

午前1時30分 上新町通りまで出ると、上新町公民館前から流し始めた。
        それと重なるように祐教寺の裏通りから、鏡町本隊が
        会館前方向に流してきた。唄手5人ほどが次々と歌いだす。
        しばらくは、ここについて回る。
午前1時50分 おわら会館前にて休憩。観光客でいっぱいだ。

        その先を行く谷井グループは三味線3人、胡弓2人、唄2人
        踊り手12人で西新町の入り口までゆっくりと流しだす。
        この辺では、秋風が抜けて実に涼しく心地よい。
        西新町はひっそりと静かだ。


午前2時10分  諏訪町本通に出て下ると、上がってくる西新町の流しに
         遭遇。唄手3人の名調子にしばらく付いて行く。
午前2時26分の東新町地内での休憩までじっくり聴かせてもらいました。

午前2時30分 ふたたび上新町通りに下りると鏡町衆が下りてくる。
        上新町本隊と、ごうどうの坂と交わるあたりで交錯するほど
        流しで混雑、人多し。3時に鏡町は休憩。


午前3時    西町公民館前を通りかかると、薄暗くした公民館前で
        男女の唄手がアカペラで歌っていた。あまり出会わない
        光景に一度は通り過ぎたが引き返す。
         その後、地方が出て公民館前にて女子2人での
        四季踊りを披露。少ない聴衆を魅了していた。

午前3時28分 終了、静かな西町だったが、さわやかな感じ。


午前3時35分 ようやく天満町に下りてきたが、時すでに遅し・・
        

        どうやら四季踊りを披露していたようで、途中から
        見ることに・・・、ほぼ終わりかけ
        昨年と同じパターン・・

午前3時46分 天満町は散会となった。明日の最後の演舞場出演も
        控えているため。

午前3時50分 さて、再び上手へ上がることに・・・
        下町、今町、西町から鏡町に下りたところで自町に
        戻ってきた鏡町本隊、おたや階段下の広場で午前4時
        21分散会となった。


午前4時30分 気温23度 くもり

        八尾大橋を歩いていると、井田の川風が心ちいい。
        東の空も白みかけたころ家路の途につきました。
        今日も暑くなりそうです・・

        帰宅後、地元新聞は一面でおわらの様子を掲載し、初日の
        人出は昨年同様の約7万人と伝えていました。


平成23年9月1日(木)の八尾町

9月1日 午前0時5分 気温24度 小雨のち曇り


     先ほどまで時々雨が降っていたようで湿気の多い八尾町
     いよいよ風の盆の幕開けだが、台風の接近で天気が不安定。
     各町ともそれぞれの公民館で最後の練習。空しだいでは、
     外での流しに心待ちだ。

     東町公民館前では建物の庇を利用して小雨をさけ、若手地方衆が
     奏でる前に、各自自前の浴衣で女子新踊りが行われ、早速
     訪れた観光客を楽しませていた。

午前0時40分 ごうどうの坂を下りた『若林美智子邸』前、人だかり。

        そのほか、上手の町を回ってみたが、外を流していたのは
        なかったように思われる。

午前0時55分 天満町公民館でも公民館の玄関口を利用して若手地方衆、
        青年団は元気に気勢を上げながら、その後男女12人が
        平服での輪踊りを公民館前で行っていた。

午前1時30分 曇り時々小雨の八尾を離れ帰宅の途につきました。