死に損ね左之助

表題の「死に損ね左之助」の他に「高台寺の間者」「大久保大和の首」

「祐天斬り」「清河八郎謀殺」「上野寛永寺の錦旗」「慶喜要撃」

と短編小説となっています。この小説は女性から見た立場として

描かれているお話が多いです。

「死に損ね〜」の原田さんはスカッとするような感もありましたね。

全体的には私には魅力的な内容とは・・・(^^;)

 

 

新撰組顛末記

お薦めできる一冊ですが、なんだか時期が分かりにくいのが難点。

これと一緒に何か時代背景の分かるものと読むとベストですね

 

 

新選組青春譜

近藤さんが主役で話が展開する

彼の純粋さや優しさを感じる作品です

(それだけではないのですが)

私個人的には家族で(おつね・たまこ)最後に

お芝居にいったところでは涙してしてしまった。おつねさんがよかったんだよね

 

 

燃えよ剣

土方さんがかっこいいんですよね。沖田さんが好きなんだけど

この本では土方さん!と力が入り引き込まれます。

新選組の栄光から終わりまでを見事にかいてありますので

ご覧下さい(皆さんが読んでおられる本ですから今更感想なんてね・・)

 

 

新選組斬人剣

彼が11歳から池田屋事件までのお話です。

最初はなんてませた土方なんだろう・・・ってね。

惨忍な土方のイメージはここにはなかったです。

土方さんは山南さんと相性が悪いイメージを持っていたので

この中ではそれが書かれてなく私はよかったんですがね。

しかし総司がどうも軽く書かれてる気がしてね・・・・

 

 

 

 

新選組密偵 山崎蒸

山崎さんの密偵のお話。密偵の仕事を漠然に思っていた私には

実際の密偵もこのようにしていたのでしょうか?と疑問に思ってしまった。

なんか作り話のような(お話なんですが)感がしました。

それよりも私は山崎さんはさらに医学の勉強をして医者として生きて欲しかったぁ。しかし

やはり密偵の方が向いていたのでしょうか。この結論がでないまま私は本が終わってしまいました。

でも山崎さんの小説なんてなかなか無いので良かったですよ。

 

幕末の武蔵〜一期一会〜

宮本三蔵が多くの剣術家等に出会うお話。

(順に 平山行蔵 男谷精一郎 島田虎之助 近藤周斎 近藤勇 沖田総司

吉田松陰 坂本龍馬 山岡鉄舟 高橋泥舟 高杉晋作 桂小五郎 などなど)

試衛館時代の新選組のお話も盛り込まれてます。

そして彼自身の剣術に対する思いが面白く描かれていあます。

 

壬生義士伝

主人公吉村貫一郎は南部藩を脱藩して新選組に入隊した。そして再び藩に戻っていくが(友である)大野次郎右衛門によって切腹を命じられていくのです。その彼について(新選組などの)関係者によって彼のことを語られ、また彼を父にもつ子(嘉一郎)の「生きる」ということの罪が涙を誘ってしまうのです。私は嘉一郎の親友千秋に「ちあき ちあき」とのシーンではもう涙流さずにはいられなかった・・・どの人物も私には魅力的に描かれてます。

 

新選組コレクション 烈士の巻

虎徹(司馬遼太郎) 近藤勇の愛刀虎徹が贋作というのだが本物だと疑わない勇の話

色(池波正太郎) 土方歳三と後家の女おふさとの秘めた恋の話。最後(歳三の死により)のおふさの悔いのシーンでは涙してしまった

私説 沖田総司 (三好徹) 沖田総司のお話

血汐首(南原幹雄) お梅さんのお話。

新選組物語人斬り鍬次郎(子母澤 寛) 大石鍬次郎の話。人斬り鍬次郎という言われるほど人を斬っていた彼の生き様を描いたもの。最後は加納道之助によって首を刎ねられる

新選組物語死損ねの左之助(子母澤 寛) 原田左之助の話。上野の彰義隊で死んだとも異国に渡ったという話もあり面白い話となっている 

新選組物語壬生心中(子母澤 寛) 有名な松原忠司の悲恋の話。

散りてあとなき(早乙女貢)山南敬助の土方との確執や明里との悲恋が描かれている。

武田観柳斎(井上友一郎)旧軍学に固執していた観柳斎は(性格の悪さもあるけど)次第に孤独になっていき薩摩と通じるようになり斬殺される結末

橋の上(立原正秋)永倉新八が明治維新後に伊東甲子太郎(新選組により斬殺)の実弟・鈴木三樹三郎と再会し心理的に恐怖をもってしまう。これは彼が今まで剣を使って生きていたが時代が変り剣のない生き方になっていくのを感じざるを得ず・・・・(上手く書けないのでこれは後日手直し)

薄野心中(船山馨) 斎藤一の維新後の話。北海道の開拓作業をしている斎藤は

新政府との確執が描かれている。そして、最後には桐野利秋との遺恨を忘れた交渉場面が印象的

 

新選組コレクション 興亡の巻