これは、01年2月19日の「赤坂泰彦のSuper! Music Stadium」に
まりやさんがゲスト出演した時のトークをできる限り再現したものです。
A:赤坂泰彦 T:竹内まりや

1曲目:「アンフィシアターの夜」(From Album「Souvenir」)

A:こんばんは。赤坂泰彦です。お待ちどうさまでございました。オープニングナンバーは
 「アンフィシアターの夜」。これは、竹内まりやさんのライブアルバム「Souvenir」のオープニング
  ナンバーでありました。竹内まりやさんです!
T:こんばんは!おひさしぶりです。
A:おひさしぶりでございます。
T:よろしくお願いします。
A:お台場初、らしくて。
T:あのね、お台場と言う場所はね、初めてじゃないんですけど、このビルは初めて。
A:ビルは初めて。
T:やっと入れた。
A:どんな感じです?
T:いや、素敵ですよ。黄昏時からずっと見てますけど。
A:ああ、外がね。ええ。
T:ねぇ。素晴らしい。
A:今日はよろしくお願いいたします、ということで。
T:よろしくお願いしまーす。
A:今日はまりやさんもヘッドフォンして。
T:そうなの。
A:めずらしいなぁ。なんか、レコーディング以外でさぁ、ヘッドフォンしてるって言うのも。
T:いや、なんかちょっと、プロっぽくって良いかなと思って。
A:いや、プロプロプロ。
T:(笑)
A:今日はまりやさんの新曲ももちろん、持ってきて下さいましたので、お送りしながら番組
  盛り上げていきますが、今日はですね、実は竹内まりやさんからプレゼントを頂いてます!
T:はい。
A:新曲の「真夜中のナイチンゲール」にちなみましたオリジナルのレターヘッドセットと
  メディカルセット。ここにありますけれども、なかなか
T:シャーボペン付きね。
A:あ、ほんとだ。
T:はい。
A:もちろんこれは、手に入らないやつですね。
T:そうでーす。
A:これと、このメディカルセット。擦り傷切り傷、これが一個あれば大丈夫、と言う。これを、10名の
  リスナーにプレゼントします。今日も君からのメッセージを待ってます。まりやさんに対する
  メッセージ、それから質問なんかでも構いません。FAX番号は東京03-5500-0707。FAX番号は
  東京03-5500-0707。メールの場合は、アルファベット小文字になってます。yasuhiko@1242.com。
  yasuhiko@1242.com。抽選で10名のリスナーに、「真夜中のナイチンゲール」のオリジナル
  レターヘッドセットとメディカルセット、プレゼントさしてもらいます。今日は、このお台場に来る前は
  どうされていたんですか?
T:前は、えーっと虎の門にいました。
A:あ、虎の門。
T:はい、はい。
A:結構普段は出歩いたりする方なんですか?
T:あ、結構出歩きますね。普段は、あたしは免許を持っていないので、普段は徒歩で、結構スタスタと
  いろんなところ。バスに乗ったり。
A:あ、それは情報収集。そういうことではなく?
T:ううん、そうではなくて、あの、雑用、郵便局行ったりとか、銀行行ったりとか、そういう、
  お買い物に行ったり。
A:普通のね。
T:普通の生活。
A:普通のやつを、ね。
T:ええ。
A:最近、でも、街歩いてると、もうショーウィンドウ春物になってるじゃないですか。
T:ああ、そうなんですよ。結構、ねぇ。コートとかもう、全然ないし、ね。
A:ああいうところに、今、それでも寒い日は寒いじゃないですか。コートとか着て入るの
  ちょっと恥ずかしいですよね。
T:なんかね。
A:店員さんは春物なんだから。
T:そうなんですよ。薄着なんですよね、みんなね。
A:でしょ!?
T:パステルカラーでね。
A:そう!なんか、自分だけ、「まだ俺は冬か?」みたいな。みんなは春行くのか?先に、って言う感じが。
T:まだ寒いもんね。
A:寒いんだもん、まだ。今日はまだちょっとぽかぽか暖かかったですが。
T:はい。
A:今日は竹内まりやさんをゲストにお招きしてお送りするSuper! Music Stadium、生放送です。
  皆さん、楽しんでもらいましょう!

−−−−−−−−CM−−−−−−−−

A:今夜は竹内まりやさんと一緒にお送りしているSuper! Music Stadium、18年ぶりのライブ、
 「Souvenir」、まあアルバム化されてますけど、これは、18年やってない、ま、音楽活動は
  ずっとやってたじゃないですか、まりやさん。
T:CD作りはね。
A:ま、今思い出してみて、これ、お皿になってみんな聞くことができますけれども、かなり、
  やっぱり緊張と言うのは?
T:そのプレッシャーたるや、今思い出しても胃が痛い。(笑)もうね、18年遠ざかってると、何が
  どうなるかわからないじゃないですか。自分の声が持つかもわからないし。もちろんリハーサルは
  重ねましたけど、もう、でも土壇場で出ていった時、自分がどういう気持ちになるかも、
  想像できないから、その不安感とか緊張感は格別なものでしたね。
A:どのくらい準備期間をおいたんですか?
T:えーっと、でもね、わりと間際に2週間くらいリハした、って感じで。達郎たちが
  のんびりしてるんですよ。「い〜よ2週間もありゃあ。」なんて。
A:そりゃ自分達はね!
T:あたしはもう4ヶ月ぐらい前から「まだなの?まだなの?」って思ってるけど、でも一発目にポンと音が
  出た時に、「あ、この人達がバックやってくれるんだったらやれるかも知れない。」って。
A:それは大きな船ですね!
T:そうなんですよ。音が出た瞬間に、「あ、もしかしたら頑張れるかも知れない。」って思いましたね。
A:はぁ〜。そもそもこの、18年ぶりにライブやろうか
T:それはたまたま、ラジオ局のイベントと言う形でお話しがあった時に、まぁ、1時間くらいのステージで
  良いと言うことと、共演者の方々も気心の知れた人たちだったり、まぁ条件が揃って、達郎の体も
  空いていた。で、ミュージシャンの、メンバー達も押さえられたんで、じゃ、ここでやらなかったら、
  もうあたし、一生やらないかも知れないなって思って。もうここまで離れちゃって、20年以上空けば、
  もうやらなくても良いかって気持ちが絶対強くなるって自分で分かってましたから、じゃあもうここらで
  ちょっと、ファンの方たちにとにかく直接会いたいと言う気持ちがすごくあって、そして直にこう、
  お会いできた。18年ぶりに。なんかもう、感激で泣きそうになったんだけどね、あの、
  オープニングの、さっきの「アンフィシアター」歌いに出た瞬間に、もうほんとは涙がこの辺まで
  出てたんだけど、それをやっちゃうと最後までもう泣いちゃうと自分で分かってたから、それを
  押さえるのに必死でしたけどね。
A:じゃ、ちょっと声、力がやっぱり入っちゃう。
T:もうね、どうしようって。なんかもう、その、感激?
A:でもさ、まりやさんの中に、なんかうまく機会が合えば、いろんなことがですよ、その、バンドの音の
  ことも、達郎さんの体が空いてるか空いてないかも、やっても良いかな、と言うのは、どっかには
  あったんじゃないですか?
T:それはずーっとあったはずなんですけども、例えば子育てが忙しいとか、物理的に体が空かないと
  言うのは結構ありましたから、その決意をするような選択を迫られなかったけども、たまたまそういう
  話があった時に、今を逃したらもう絶対やらないな、と言う予感があって。
A:なるほどね。
T:で、達郎が「いや、俺らがバックバンドやるから、やってみな」って言うことで、彼がそういう風に
  バックアップしてくれなかったら、ちょっと立てなかった。
A:なるほどね。終わってどうでした?コンサートが終わって。
T:終わって。それはすごく達成感がありました。みなさんにこう、良かったよって言っていただいて、
  拍手の音を聞いた時に、「あー、やっぱりステージ上がって良かったな」と思いましたね。
  だからと言って、じゃツアーやるかって言われたら、ちょっと待ってって思うけど。今の
A:ファンの人はね、それを見に行けなかった人の方が山のようにいるわけじゃないですか。要するに、
  ウチの街には来てくれないんでしょうか、とかね。今後ないんですか?と言うのがやっぱ多いんですよ。
  メールは。
T:それがあったんで、その要望がすごく強かったんで、急遽CDも、全然出すつもりはなくて。
  そのライブをね。一応テープは回してたんですけど、その、CD化と言うのは、皆さんからの御要望で、
  去年出すことになった。
A:なるほどね。では、そのアルバム「Souvenir」からライブテイクでお送りしましょう。
 「元気を出して」。

2曲目:「元気を出して」(From Album「Souvenir」)

A:日本武道館のライブテイク、「Souvenir」から「元気を出して」お送りしました。まりやさん、
  沢山いろんな質問来てますけど、北九州からは「最近、まりやさん、どんな音楽とか聞かれますか。」
  ま、自分以外、でしょうね。
T:あー、自分以外で?
A:「CDを購入される時はCDショップですか?それともインターネットなんかでも購入されたり
  するんですか?」
T:あー、インターネットは達郎が申し込んでやってますけど、あたしはCDショップ行きますね。あたし、
  最近はフェイス・ヒルとかシャナイヤ・トゥエインみたいな、カントリーポップ系が好きで
  聴きますけど、あとはやっぱり、60年代70年代の古いのを引っぱり出してきて癒されることが
  多いですね。最新もの、と言うよりはね。
A:あの、「ビートルズ1」なんていうベストアルバムが世界36カ国で1位になって、日本でも数字的に
  言うと300万枚近い売り上げになってるじゃないですか。まりやさんもビートルズに出会った頃は、
  最初こう、お小遣い出して買ったくち。
T:ええ、ビートルズが一番最初にハマった洋楽ですからね。でも、こういう形でまた新しい世代が
  聞き継いでいると言うことがすごいやっぱり偉大だなと思いますね。あたしは個人的には、「1」に
  入っているやつよりも、ちょっとB面のあれが良かったなとか言うのがいっぱいあったり
  するんですけど。(笑)でも、こういう形で何十年経っても聴かれてるってこと自体がすごいねぇ。
A:いや、まりやさんの曲も、デビューした頃からね、ずっと竹内まりやを聴いてきた、一緒に生きてきた
  人たちもいるじゃないですか。でもその、10代からもリクエストが来たりとかするというのは、
T:うれしいですよねぇ。
A:自分で自分を分析するのも変ですけど、なんでだと思います?
T:どうしてでしょうねぇ。今の10代の方ですか?
A:いや、10代もいるし、主婦の方もいますよ。例えば「真夜中のナイチンゲール」リクエストして
  きたのは板橋区のミサコさん。「質問。娘さんが『モーニング娘。』に入りたいって言ったら
  どうしますか?」(笑)
T:入りたいって言わねぇなぁ。ウチの子は。(笑)
A:結構多いですよ、10代の子。癒されるんですかね?
T:どうなんですか?でも、やってることは、螺旋階段じゃないけど、ほとんど同じことって言うか、ひとつ
  自分の軸があるものは、そんなに変えてないつもりなんです。というか変わりようがないというか。
  それが逆に、長く聴いていただけてることなのかなぁとも思いますけどね。ま、達郎のプロデュース、
  アレンジと言うようなことの普遍性、みたいなものは、彼がこだわりを持ってやっている部分が
  大きいかも知れないんですけど、でも、そんなに流行に合わせて変えられるような音楽スタイルじゃ
  ないので、その、一定のことをやり続けてることの方が、あたしには合ってるのかも知れないですね。
A:ラジオネームコズエさんから。「とにかく嬉しくって初めてメールをしました。」
T:あぁありがと^^。
A:「聞きたいことは沢山あるのですが、『真夜中のナイチンゲール』、歌詞がとにかく良いです。
  今までまりやさんが書いた曲の中で一番好きになりそうです。」
T:へぇ〜。嬉しいな^^。
A:「とても愛情が、やっぱり深い方なんでしょうね。でなければこういう歌は書けないのではないかなと
  思います。」と。
T:有り難いお言葉ねぇ〜。愛情が深いかどうかは分からないですけど、一生懸命書きました。
A:いやだって、余談ですけど、達郎さんのコンサート、僕行かせてもらった時に、挨拶だけして帰ろうかな
  と思った時にまりやさんいらっしゃってて、そんときは、今目の前にいるまりやさんとは明らかに
  違いましたからね。僕に映ったのは。
T:どう違うの^^;
A:いや、奥様。皆さんにその、「今日はほんと、有り難うございました。」っていう、こう、
  奥さんやってて。
T:だってあの場では奥さんじゃない。
A:いや、それが僕らからすると、ちょっと見ると時々不思議なときがあって、
T:あー、なるほどね〜。
A:あぁ、そうなんだよね、って。例えば、そういうことはないですけど、「あ、達郎さんですか?」って
  電話した時に、「あ、少々お待ち下さいね」っていう奥さんは、あ、今のって竹内まりやさんだなって
  いう、とても贅沢な電話の一本になるじゃないですか。
T:へ〜、おかしいね〜。
A:それってね、すごいことなんだなと思いますが。話を戻しますが、「真夜中のナイチンゲール」、
  今回の曲についてのその、まりやさんの思い入れ、と言いますか、
T:今回はですね、中居正広さん主演の「白い影」と言うドラマの主題歌で、限り無くこのドラマに
  リンクさせて、内容も全部、原作の渡辺淳一さんの「無影燈」と言うのも読みまして、竹内結子さん役の
  看護婦さんから見た中居君への愛の語りかけ、と言う形で書いたんです。
A:じゃ、かなりその、
T:ドラマの内容。
A:コンセプトと言うのをはっきりと知っていて、それに合わせてこうやっていった、と。
T:そうです。
A:そういう作業って言うのは、全くの白紙からやるのとどっちが
T:全くの白紙からやる方が、むしろ難しいです。だから今回、例えばこういうドラマの内容なので、
  ミディアムスローのバラードにしてもらって、こういうあれを盛り込んで下さいって言われて、規制が
  あればあるほど逆に書き易いんですよ。あー、じゃそれに向かっていけば良いんだなって。
A:気に入っているフレーズってのはどこですか?真夜中のナイチンゲール。
T:あのね、一番最後の方に、新しい春を告げたらその、ナイチンゲールが飛び立って行くってところが、
  ちょっとあたしなりに思い入れがあって、そのナイチンゲール、看護婦さん役なのね。竹内結子さんが。
  そのナイチンゲールと、鳥の愛の鳥と言われているナイチンゲールをちょっとダブルミーニングで
  使ってるんですけど、まぁ、そのドラマの最終回がね、結構哀しいので、それを思いながら書くとね、
  結構涙ちょちょ切れちゃう。
A:それは僕ら知らないんですよね?
T:知らないです。
A:どうなるかね。あ、ちょっとなんか嬉しそうに言ってる。それは僕ら見てないから知らないもんね。
T:悲恋物語なので。
A:あ、そうですか。
T:だからちょっとね、泣きながら書いたところもあんですけどね。
A:あ、自分でですか!?
T:ええ。結構デニーズとかね、ファミレスで書くんですけどね。
A:えー?ノート持ってって?
T:そう、ノート持ってって。そうすると、ガチャガチャしてるでしょ?周りが。そうすると、意外と家で
  しーんとしてる中でやるよりも筆がはかどるんですよ。
A:へぇ〜。(驚)
T:朝ご飯とか食べながら、そのメモ帳持ってって、ここ何文字入れようかなとかね、結構、ファミレスで
  詞を書くこと多いです。
A:やったりするんですか。
T:なのに、目が潤んでたり。あー哀しいとか言いながら。バカだよね。
A:パッと見て、知らない人が見たら、あの人別れの手紙書いてんのかなとか。
T:ちょっと変な人に見えるよね。ヘッドフォンかけたりして。
A:でも、大事な場所だったりしますよね。
T:します。
A:そういうのってね。
T:「大勢の中の孤独感」みたいなものにちょっと浸れるでしょ。家にいると、余りにも集中し過ぎ
  ちゃって、言葉が逆に出て来ないんですけど。ちょっと目をあげるとこう、車がピーっと走ってたり
  するって言う方が、詞は書きやすいですね。
A:なるほどね。今夜も沢山のリクエストが来ております。お送りしましょう。
  竹内まりやさんで「真夜中のナイチンゲール」。

3曲目:「真夜中のナイチンゲール」(01/02/28発売予定のシングルより)

A:「真夜中のナイチンゲール」お送りしました。今日は竹内まりやさんと一緒にお送りしております。
  この、最後にちょっと実は、声が入ってるんですよね。
T:ナイチンゲールの声も入ってる。
A:ナイチンゲールの声ってどこから入れたんですか?
T:これはね、アフリカの野鳥シリーズか何か。
A:はぁ…。…なんで小声なんでしょうか?
T:…わかんない…。(笑)
A:さて、番組はまだまだ続きます。このあとは、アナログ盤のコーナー、お送りします。今日は
  まりやさんからリクエストを頂いて、アナログ盤も持ってきてます。場所をターンテーブルの方に
  移して、ちょっとお送りしましょう。
T:はい。

−−−−−−−−CM−−−−−−−−

A:さ、スタジオの外でございます。隣の部屋のターンテーブルの前に来ましたけども。
T:不思議。こんなとこでやると思わなかった。
A:変でしょう?これも。
T:変わってる。(笑)
A:普通ね、大体ゲストの方はね、スタジオの中に残しておいたりとかね、僕も中にいても良いんですけど、
  せっかくですからね。
T:臨場感あるね。
A:竹内まりやさんの前で、ターンテーブルに二人並んで座ると言うことも、「Souvenir」のように
  なかなかないことなんで。
T:いや〜、それがドーナツ盤だって言うのも嬉しいね〜。
A:今日選んでくれたこのドーナツ盤は、ランチャーズの「真冬の帰り道」という。
T:これはね、中学1年の時にね、擦り切れるほど聴いたんです。ええ。あの、真冬のね、これくらいの
  寒い時期に流行ったんですよ〜。これが。
A:加山雄三さんですよね?
T:加山雄三さんのいとこの、喜多嶋修さんがリーダーとなって結成されたバンドで、いちおう、加山さんの
  バックバンドでもあったんですけど、このランチャーズの「真冬の帰り道」が最高に良いんですよ〜。
  歌ってんのは喜多嶋修さんなんです。あの喜多嶋舞ちゃんのお父さん。
A:へぇ〜。じゃもちろんレコード買ったんですか?
T:買ったんです。
A:でも今はほら、ボタンを押せばね、CDでもなんでもすぐ聴くことできますけど、どうですかこれ?
  自分の部屋にターンテーブルがあるお家の子なんか、なかなかいなかったじゃないですか。
T:うーん、そうかなぁ。
A:聴く時間って限られてませんでした?レコードを。
T:あ、もちろん。で、学校から帰ってきたら、必ずちゃんとレコードの、ステレオの前に座って、
  こう、針を落として、「ビッ」なんてさ、針がこう、引っ掻いたりすると、「あー、もうダメ!」
A:もう最悪ですよね。
T:そうそうそうそう。
A:だからあの、スピーカーの前に長い時間いましたよね。
T:いましたよ〜。で、あと、クリーナーとか言って、こうシュッとスプレーして、こういうビロードの
  やつで拭いたりして。楽しかったねぇ〜。
A:じゃ今日は、そのお皿はターンテーブルの上に乗ってますんで、このプレイボタンをまりやさんが
  押してくれれば曲が出ます。
T:ほんと?
A:いきましょう。
T:わっ、嬉しいっ!
A:ランチャーズです。

4曲目:「真冬の帰り道」ランチャーズ

A:今夜はですね、まりやさんが選んでくれたアナログ盤でお送りしました。
T:嬉しいなぁ^^。
A:久しぶりじゃないですか?聴いたの。
T:超久しぶり。
A:これって。
T:ええ。特にアナログ盤で聴くなんてね。
A:そうですよね。でも今聴いて、こういったサウンドってどう思われます。
T:全然あたしは古くないと思うんですけどね。
A:うーん。
T:どうなんだろ?今の中学生ぐらいが聴くと、古いなぁと思うのかなぁ?
A:でも、何の歌か分かりますよね。
T:分かりますよねぇ。
A:何の歌なのか、ってのがいうのがね。
T:ねぇ。
A:それであと、聴く人の趣味が何であろうが関係ないって言う。
T:えぇ。
A:あの、ま、この曲が良いなって思った人は誰でも寄って来て良いんだぞ、って言う感じがします。
  この間なんか、加山さんのお船に乗ったんですって?
T:そうなんですよ。光進丸に乗せていただいてねぇ。あの、1泊させていただいたんですけど、まぁ、
  贅沢な1日でしたねぇ。
A:そうですよねぇ…。
T:ええ。達郎も喜んじゃって。(笑)
A:だって、「BOOMERANG BABY」カヴァーしてますからね。達郎さんはね。
T:そうですね。加山さんが夜中にね、お酒を飲みながら光進丸でウクレレを片手にこう「♪もしも〜」
  なんてね、言われた日にゃ私たちはどうして、若大将が目の前で「お嫁においで」ですよ。
  もったいなくて。ほんとに。
A:他のお客さんは波音だけ、といって。今夜のアナログコーナー、まりやさんのリクエストナンバーで
  お送りしましたザ・ランチャーズの「真冬の帰り道」でした。それではスタジオの方に戻りましょう!
T:はーい。

−−−−−−−−CM−−−−−−−−

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