2002・9/15『アバウト・ア・ボーイ』
いやぁ〜、いい映画でしたよぉ。最近の映画を観て、「いい映画だったなぁ」と思ったのは本当に久しぶりですね。
簡単にストーリーを説明しておきます・・・。38歳の独身男性ウィルは、父親の残した多額の遺産によって毎日、自由気ままに生きていた。妹には「そろそろ身を固めたら?」と言われるのだが、「人間は誰でも孤島」というスタンスで生きるウィルには何度言っても無駄だった。そんなある日、マーカスという少年に出会ったことによって、ウィルの人生が少しずつ変わり始める・・・。と、まぁこんな感じです。
この映画を観て、まず最初に思ったのは゛物゜の使い方のうまさですね。登場人物たちの家には、もちろん多くの家具などが置かれているのですが、そのひとつひとつが持ち主たちの性格を見事に表しています。他に、テレビやパソコンなどを使い、現代人の生活をうまく映し出していますね。
主人公のウィルは、誇張はしてありますが現代人の象徴でしょう。本音よりも建前を優先し、トラブルを避けようとする。建前などよりも本当に必要なのはいったいなんなのか?
人は誰しも一人では生きられない・・・・・。