JOHN BELUSHI
ジョン・ベルーシ


1949年イリノイ洲シカゴ生まれ。少年時代からバンドや芝居に熱中し、大学を中退してシカゴ即興劇団セカンド・シティに加わった。75年から始まったTVコメディ・ショー『サタデー・ナイト・ライブ』に第1回から79年まで出演。過激な演技や持ち前の魅力で爆発的な人気を得、76年−77年のシーズンにエミー賞の脚本賞も受賞している。その後ダンとブルース・ブラザースを組みバンドでも活躍した。映画初出演は78年に放映された『アニマル・ハウス』で、ジョンの映画での人気を決定づけた。80年に放映された『ブルース・ブラザース』も大ヒットした。80年代を担う最大のコメディアンとして期待されていたが、82年3月5日薬物の過剰服用によって他界した。現在、弟のジム・ベルーシが兄にかわって活躍中。


『Gurasanのベルーシへの愛情』

 Gurasanはブルース・ブラザースを観てから彼のファンになった。彼の最大の魅力はあの爆発的なところだと思う。とにかく暴れて暴れまくる、サタデー・ナイト・ライヴでも彼の演技はいつも爆発的で過激に見える。最高のパートナーであるダンとは全く正反対である。私生活も荒っぽいのかと思ってしまうが、テレビでのイメージとは異なりよっぽどダンのほうが過激で荒っぽく、ジョンはとても繊細な人間らしい。その繊細さがドラッグと結びついてしまったのだろう。ジョンは多分完璧主義者だったんだと思う。映画『ベルーシ(ジョンの伝記映画)』を観てもわかるように自分の演技には決して余談を許さない。そして自分の演技に不満を感じドラッグを使用してしまう・・・。彼自身ドラッグを恐れやめたがっていたらしいが、どうしてもやめられなかったという。コントのネタを考えるときや、映画の撮影のときなど、よくドラッグを使用していたらしい。彼が今も生きていたら、どんなに活躍し、どんなに我々を楽しませてくれただろうと、ついついそんなことを考えてしまうが、彼は彼なりに自分の人生を、まっとうしたと思う。彼のことをただの薬中野郎だと呼ぶ人がいるかもしれない、しかし彼はただの薬中野郎なんかではない。自分の命を削ってまで人々を笑わせようとした勇気ある人間なのだ。確かにドラッグを使用することはいいとは思わないが、彼はたくさんの人々を笑わしてしてくれた。人を笑わせるということは、とても素晴らしいことだと思う。命を削ってまで人を楽しませたジョンは偉大かつ、素晴らしい人間なのだ。
 ジョンの伝説が永遠に残ることを願ってペン(?)を置くことにしよう。





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