メトロポリス


 おわかりだと思いますが、この映画は手塚治虫のメトロポリスじゃありませんよ、サイレント映画のですよ〜。
では、あらすじを・・・。近未来の大都市では、労働者は地下の労働施設に詰め込まれ、まるで機械のように扱われていた。一方、権力者は労働者の犠牲のおかげで、地上で優雅な生活を送っていた。そんなある日、労働者の働きに不満を持った一人の権力者が、ある科学者にロボットの製造を依頼していた。そのロボットとは・・・。
 いやぁ〜、本当にこの映画は素晴らしい。近未来の建築物やロボットなどなど、すべてが芸術的です。模型などで大都市を再現しているのですが、その出来には本当に驚かされますね。
 あとは、痛烈的な社会風刺。作業を終えた労働者たちが、エレベーターに詰め込まれ上の階に運ばれると、また新たな労働者たちが、すぐにエレベーターで下の階に運ばれてくる。そのシーンを観たときは、本当に背筋がゾゾッとしましたね。
 この映画は、そんじょそこらのS.F映画とは全く違います。観なきゃ損する、と言ってもいいくらい本当に素晴らしい作品ですね。







BACK