「肝腎かなめ」かんじんかなめ とは
快原則(通信NO1参照)を基礎に練功するとき、ふたつの点に注意を払ってください
まず、静功(動功でもかまいません)において ・・・・「入静体験を深めること」・・・・・
入静とは、
脳が熟睡時より深く休息した状態で、心おだやかで気持ちの良い気功の真髄です
入静状態は、比較的簡単に誰でも入れます。
しかし、雑念が浮かび直ぐに、入静状態から外れてしまいます。
初めは数秒の状態から、少しづつ長く入静できるようになることが気功の楽しみであり上達している証しです。 ・・・・但し、他者には判りませんが。・・・・・
次に、動功(静功でもかまいません)において ・・・・「上虚下実を意識すること」・・・・・
日常生活では、上実下虚になることが多々あります。
(人前であがる 腹の据わった状態になれない カッとなる 脚からの衰え 身体の言い分を聴けず、頭で判ったつもりになる. ・・・) など枚挙に暇がありません。
上実下虚を上虚下実へ変えていくためには
腰(命門)の使い方が大変重要になってきます。つまり、命門を開く練習が必要なのです。
初めは、意識的に大きな動き(ほどほどに)で練習し、慣れてきたら自然で楽な動きにしていきます。
命門を開くことで、気が上から下へ降り易くなるのを実感できると思います。
辞典で「肝腎」を調べましたら、「何かをするのに最も大事なこと。肝心とも書く」
となっていました。(新明解国語辞典第4版)
中医学の生理・病理学では、
肝は、気をのびやかにめぐらし、昇降出入(=昇降開合)をコントロールし、情緒(七情=喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)の調節をおこなう。更に、体内の血流量のコントロールもしている。
腎の精気は、成長・発育・生殖と他の臓腑の正常な生理活動を維持する
と考えています。
臓腑弁証では
「臓と臓」・「臓と腑」の関連性を考慮し、診断します。
「肝と腎」の関係は、肝血と腎精が助け合い相互生成する(肝腎同源)とし、五臓のなかでも重視している組み合わせです。
「肝腎かなめ」という表現ができた理由も、この辺なのでしょう。 |