通信1へ ほどほどに!通信 NO.3
中医学気功研究会  吉野高志
これは気功協会機関紙「気功生活」に連載されたものです。(抜粋)

  無為自然」   むいしぜんとは

 
あなたは、自分が練っている功法が好きですか?
気持ち良くできる功法だからこそ、継続している訳ですよね。
 快〔感〕原則をもう一度、確認して下さい。

 他の新しい功法もやってみたくなりますか?
「この功法、なんとなく好きだなぁ」とか「これは、自分に合っていそうだなぁ」など、説明しにくい身体感覚(インスピレーションでしょうか?)を、テレビやビデオあるいは、表演会を見て思ったことが1〜2度は、ありますよね。

 一つの功法をじっくりやる。そして、新しい功法を学ぶ。それを繰り返し、自分の功法を増やしていく。これは、気功のステップアップの自然な流れです。

ところで情報過多に陥った現代、自己欺瞞・うぬぼれ・慢心・矮小化などを起こしやすくなっています。
気感を誇り、他者とレベルを比較したくなったり、逆に自分自身の能力を過小に思いこんでしまうこともあります。

「ほどほどに」・「快い範囲で」というのは、「甘えに逃げ込む」ことではありません。
「甘えに逃げ込む」ことは、身体のシグナルを聴いていないのと同じです。
“大脳新皮質の過剰反応(左脳の働き過ぎ)が身体の本当のシグナルを感じにくくさせている。“    この点に、気付けるようになりたいものです。

そこで、「快感原則」と「入静体験を深める」ことを基礎において、練功して下さい。
   ポイント1 心と身体が楽になっているかをチェックしてみる。
   ポイント2 自分自身と周りの人々みんなが楽になっているのかをチェック。


中医学の自然観は、大宇宙〔自然〕と小宇宙〔人体〕の間には感応関係が有り、自然も人体も同じ原則で動いていると考えています。
「自然を真似て人も同じようにしていればよい、こざかしい知識などで余分なことをする必要などない」 というやや楽観的なもののようです。

また、流動しつづけ、常に変化を繰り返すとも考えています。
「いつも変化する」からこそ、その変化に応じていればよいといっているのです。
ことばを変えれば、
「無為自然」あるいは[恬淡虚無、真気従之]になるのでしょう。


気功家や気功愛好者には、身体感覚を研ぎ澄まし身体の言い分を聴くことが必要とされ、知識過剰になるのを戒めていたと考えられます。


「無
理・無駄」を省き、身体の言い分を聴く手段として気功は、最高の方法です。

PR.  新しい功法に興味が生じた場合、協会の講習会やお近くの気功指導者の教室へお出かけ下さい。   (NPO気功協会HPへどうぞ) 
今回で、一段落です。最後までお付き合い下さり有難うございました。


機会があれば、新シリーズとして書かせていただきます。
中医学気功研究会右上を閉じると表紙ページへ戻ります
Copyright(c) 2005 yoshino All right reserved