富山湾はとても不思議なところです。
海から立山連峰がまるで屏風のようにそびえ立って見えますが、日本で3000m級の山々が船から見えるのは富士山と立山連峰くらいではないでしょうか。
そして、富山湾の沖合に10kmも行くと、深さが1000mを超えるとても急峻な海溝を形作っています。
立山からは、ミネラルをたっぷりふくんだ水が伏流水となって地下に浸透し、市内や海の中で湧き出てきます。
また、リマン海流(寒流)と対馬海流(暖流)が富山湾の中でぶつかり合います。
こんな自然条件が、さまざまな生き物を育み、さまざまな不思議な現象を発生させます。
これを見るには富山に来るっきゃありません。
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蜃気楼は4〜5月によく発生します。魚津市からよく観測され、発生すると蜃気楼警報が発令され、皆海岸に集まるそうです。富山沖でも、ヨットの上から、時々見ることができます。 空気が海で冷やされたり温められたりすると、レンズ現象になって建物が縦に伸びたり海の上に浮いたりして、とても幻想的です。 (魚津市 朝野様へ 写真提供ありがとうございました。) |
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やはり魚津市の沖合に昭和5年に埋没林が発見されました。縄文後期に地盤沈下によって海底に沈んだ木々がそのまま化石となったもので、国の特別天然記念物に指定されています。 2000年以上もの間、山々からの伏流水と海水の絶妙なバランスでその姿を保って来れたとも言われています。 |
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富山湾はとても急峻です。富山はその名前が由来するように「山々」に囲まれ、かってオランダの治水学者デ・レーケも常願寺川を見て「これは川ではない。滝だ」と言ったほどですが、海の中までその険しさが続いています。 富山はその立地条件を利用して水力発電に恵まれていますが、富山湾も表面と深海の温度の差が大きいため、温度差発電の有力な候補地となっています。また、深海はミネラルが豊富なため、海洋牧場の計画も描かれています。 |
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富山市の岩瀬港から沖合に4kmも行くと、忽然と黄色いドーナツ状の物体が現れます。近づきすぎるとどこからか船が寄ってきて排除されます。 これはXファイルにのっている「UFO」の基地なのかもしれません。富山にはとんがり山というテレビでもよく報道されたUFO基地が有ります。能登の羽咋でもUFOがよく観測され、博物館まであります。 |
富山湾の不思議については、何となく昔聞いたうろ覚えの知識も有りますのでご承知下さい。もし、間違っているぞ、もっとこんな情報があるぞ、といってくださる方は是非メールでお知らせください。