マリンスポーツを安全に行うための会議
主旨
皆さんご存知かと思いますが7月4日(日)
岩瀬浜にて痛ましい事故が起きてしまいました。
WakeBoardをしていてジェットに激突。二人死亡いたしました。
最近マリンスポーツの発展に伴い、事故も増えてまいりました。
そしてとうとう富山でもWakeBoardによって死亡事故まで発生してましい、
とても残念で心が痛みます。
このような痛ましい事故が二度と起きないようにするために
船を購入されWakeを楽しんでおられる方々に集まっていただき、
話し合いの場を設けさせていただきました。
この意思に賛同され、集まっていただいた方々には感謝いたします。
議事内容
@ なぜこのような事故が起きてしまったか
A ボートのどこが危険か
B Wakeのどこが危険か
C 川では何に注意しなければならないか
D 海では何に注意しなければならないか
E 知らない船が来た場合
F 危険な船を発見した場合
@なぜこのような事故が起きてしまったか
・前方不注意。例・バックミラーを付けずに運転。運転者がライダーを気にして前を見ないで運転していた。
・船の危険性の認識が甘かった。
・Wakeボードじたいをあまり知らない為スピードを出しすぎていた。
・同乗者の注意不足。
・飲酒していた。
Aボートのどこが危険か
・ライダーが乗り降りするステップの近くにはプロペラがあります。回っていなくても足を差し出すと怪我をする可能性があります。微速でも回っていれば大怪我になります。→運転者はライダーがステップにいる時にはエンジンを切る。
・初心者には特にステップの下には危険なプロペラが付いていることを説明し、注意を促す。
・ライダーを拾いに行くときは注意しながらゆっくり迎えに行く。
・ライダーを拾う時はできるだけライダーがよく見える運転席側から回るようにする。岸に近くてできない場合、もしくは向かえ側から船が来ている等、危険がある場合は停船してラインを投げてあげる。
・流しっぱなしのラインをぺラに巻いて航行不能になる可能性があるので、一人が滑り終わったらすぐにラインを巻いておく。
BWakeのどこが危険か
・運転者は前方・スピードメーター・ライダー等注意しなければならないことが多いので同乗者はむやみに運転者に声をかけない。同乗者はライダーがフォールしたら運転者に声を出して知らせる。バックミラーを付け、運転者は後ろを見ない。
・ノリでムチャをしやすい→飲酒でWakeしない。自分も怪我をする可能性が多くなります。琵琶湖では7月1日より飲酒運転は罰金になりました。
・Wakeをあまり知らない→最初は前からやっている人に指導を仰ぐ。
・ライダーが飛んでいる最中にハンドルを切るとテンションがゆるみライダーが失速して危険→ライダーが飛ぶ体制に入る前に十分な安全距離があるか確認する。距離が確保できない場合はハンドルを切ったり、減速したりしてライダーに知らせる。
・良い面を取るために自分中心になりがち→コース取りのルールを決める。
C川での危険
・川幅が狭く、併走・すれ違いが難しい→コース・ルールを決める。
ア、連なって走るのはやめる。前方の船のライダーがフォールした場合、対処が難しい。
イ、すれ違いは右側通行→浅い・障害物等、危険がある場合は停船する。
ウ、出合ったらお互いUターンする。(神通川・ボート2〜3艇の場合)
エ、危険を感じたらトーイング中でも停船する。
D海での危険
・荒れている時は波間にジェットや人がいないか十分注意する。
・最近のジェットは馬力があり早くなっているので遠いからと安心しないこと。
・危険を感じたらトーイング中でも停船する。
E初めての船
・初めての船は好きに滑るので危険→ローカルルールがあることを教え、協力してもらう。
・反対に自分が始めてのゲレンデへ行く時は、やっている人に声をかけ、自分はWakeをしたいことを告げ、ローカルルールがあるかどうか尋ねる。
・初めてWakeをする人に板や船を売却する場合は、Wakeの危険性・船の危険性を十分に伝え注意を促す。
・船どおしの意思疎通。あいさつをして自分たちがWakeしている事を周りにも伝える。
F危険な船
・危険な運転をしている人を見たら、見て見ぬふりをしないで勇気を出して注意する。
・やんちゃで聞かない場合は全員で説得する。
・言わないでいてイライラがたまり、運転が乱暴になる可能性があるため、船どおしのコミュニケーションは大切にする。
追加意見7/13
追加意見7/20
1、運転に慣れていないドライバーは同乗者に安全確認を協力してもらう。
2、水深の浅い所は近寄らない
3、ゴミは必ず持ち帰りましょう
4、自然の中で楽しむ者どおし、他人と譲り合いの精神でマナーを守ってたのしみましょう