洋画(恋愛・コメディ・パロディ)


◆「キルビル」

漫画っぽい映画だった。途中でアニメもあったのが面白かった。音楽も日本語の歌を使ったりしていた。普通なら日本語の歌は外国映画に合わないと思うが、この映画だから、マアいいかと思った。

主人公の女はビルの子供を妊娠していたのに、何でリンチされてビルに殺されかけたのだろう。一番初めのシーンで主人公の女がリンチされた後、頭の近くを銃で撃たれたようだったが、それでも生き延びているので、不思議だった。

病院で数年後に目覚めて、しばらく体が動かなかったが、すぐにリンチの復讐をし始めたので、やっぱり不思議だった。この映画は不思議なことがいっぱいだけど、気楽に見られるから、マアいいか。

外国人が日本刀の達人なのが、かっこよく見えた。でも、時代劇俳優からみると、だめだコリャ的な剣さばきなのか?

◆「少林サッカー」
監督・脚本 チャウ・シンチー

これはレンタルして見た映画だ。人気があるらしく私のよく行くTUTAYAでは、全部レンタル中だったので、なかなか借りられなかった。

少林寺を広めようと少林サッカーが始まった。初めは「こんなメンバーでサッカーができるのか」と思うほど役にたたなそうなメンバーが集まったが、みんなが突然開眼し超人になった。

饅頭屋のむいという女の子がきれいになろうと努力するのだが、なかなか面白い。

この映画は、突き抜けた台詞をさらっと言う。私は日本語吹き替えで見たが、字幕を読まなくてもいいので、映像の楽しさをより感じられたかなと思っている。
http://www.shorin-soccer.com/top.html

◆「Bridget Jones's Diary」(「ブリジット・ジョーンズの日記」)2001年米
レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース

30代独身女性、ちょっと太め、大酒のみ、ヘビースモーカーのブリジット・ジョーンズの日々の話。ブリジットが一生懸命にがんばるところがよかったし、そういうところで笑えた。

02/10/15 (火)

◆「ザ・メキシカン」

ブラッド・ピットのファンページを見ていたら、ブラッドとジュリアのらぶらぶシーンに蹴りをいれたくなると言うようなことが書いてあった。なるほど、それはそれでよいかも、と映画を観たら、らぶらぶシーンは殆どなくて、けんかばかりしていて、笑える映画だった。

ジュリア・ロバーツの映画は見たことがないが、彼女はいい女優だった。ブラッド・ピットは、何をしていても美しかった。

伝説の拳銃のエピソードはいろいろ伝わっていたが、どれも本当臭いので楽しかった。

◆「PASSION OF MIND 」(「薔薇の眠り」)
アラン・ベリネール監督、 デミ・ムーア、ステラン・スカルスゲールド 、ウィリアム・フィッチナー 、ピーター・リーガート 、シニード・キューザック 、エロイス・エオネット、チャヤ・クエノ

退屈な映画だった。デミ・ムーアが色っぽく、艶やかで魅力的な二人の女性を演じていた。男優がかっこよくなく、非常に不満だった。デミがえっちばっかりして、おいしいとこどりだった。悲哀がないし。

映画の「驚愕の秘密(エンディング)」という言葉に釣られて観ていたが(ビデオのケースに書いてあった)、どこが秘密なのかも分からない映画だった。映画館で観る映画ではないと思う。ビデオで観る映画だ。

しかし、「主人公は植物状態人間落ち」を想像していたんだけどなあ。
(01/12/03)

◆「最終絶叫計画」
監督キーネン・アイボリー・ウェイアンズ
出演ジョン・エイブラハムズ,カーメン・エレクトラ,シャノン・エリザベス

「スクリーム」と「ラストサマー」を筋にもってきたパロディ映画だった。その他にもいろいろな映画が使われていたらしいが、ほとんど分からなかっただろうとおもう。分かったのは「マトリックス」「シックスセンス」「ブレアウイッチプロジェクト」「タイタニック」くらいだった。話の中にも映画の話がたくさんあったが、これはだいたい分かった。映画好きなら、小道具に至るまで何の映画のものか分かると思う。

しもネタというか、下品なことをして、笑いを取る話なので、気楽に面白く見ていた。日本の「コント風」な味がある。映画としての娯楽と違う、お笑い番組として、軽い気持ちで観る映画だ。

「Pola X」(「ポーラエックス」)

私には合わない映画だった。ピエールだったかの主人公の青年が、愛人(実の姉イザベル・婚約者リュシー)と暮らし、生活が荒んでいったようだ。それは金銭的にだと思う。

イザベルは自分の存在が弟の幸せを邪魔していると考え、自殺を図る。ピエールはよくわからないが、知り合いの男を銃殺し、逮捕される。銃が使われるシーンははっとさせられた。ピエールが殺さなければならなかった理由はわからなかった。
(2000/12/17)

「親指タイタニック」

主人公が「ジェイク」と「ジェラニウム」と言う名前になっていた。他の役は、名前はなかったように思う。

親指の人間達は頭の裏が爪だし、顔が目とでかい口だけだったのが笑えた。タイタニックのテーマ曲が親指たちに調子外れに歌われていたのが、おかしかった。ストーリーは「タイタニック」の見せ場をつなぎ合わせた簡単なもので、期待したほど面白くなかった。親指たちのジョーク会話や表情(特にでかい口)は楽しく見られた。作品は30分くらいだったが、10分の「メイキング場面」がよかった。
(2000/10/07)

「エバー・アフター」

自分から幸せを掴みとった「シンデレラ(灰かぶり)」のお話。このお話には、魔法使いやカボチャの馬車など都合のよいものはでてこない。自分で幸せを掴む元気な「ダニエル」(シンデレラ)が気持ちよかった。意地悪な継母と義理の姉も高慢な様子がとてもよかった。

「ダニエル」は継母をただ一人の母と思ってきたと言っていたが、あんなに苛められているのに立派なことをと感動した。「ダニエル」は小さいころの父親との思い出を大切にしてきたが、母親は彼女に実の娘のように優しくしたことがあったのだろうか?たぶんないと思うが。

退屈な映画だろうと思っていたら、面白かった。

(2000/10/03)

「オペラ座の怪人」

「オペラ座の怪人」はいくつか観たことがあるが、この映画はゴシックホラーだ。オペラ座の怪人は金髪長髪がっしり体型のそれなりにかっこいい青年とも言えるのだが、闇の世界の住人ということになっていて、怪力な殺人鬼である。怪人は大きな男でも軽々と持ち上げてしまう。ちょっと力を入れいるだけで、人間の体をばりばりと割いてしまう。自分の住処に侵入者しようとした女の舌を噛みちぎったのは恐かった。舌が引き抜けた。怪人は残酷なやつだが、少女を弄ぼうとした老人を殺して、助けてやったところは偉いと思った。

やはり、怪人は歌姫クリスティーヌを愛する。クリスティーヌも怪人を愛する。しかし、怪人ほどクリスティーヌの愛は強くなく、途中他の男に走って怪人をさめざめと泣かせてしまう。まあ、怪人より貴族の男の方がいいにきまっていると思う。怪人には名前すらない。

怪人とクリスティーヌのエッチなシーンはどきどきしてしまった。怪人って、いい体〜。

最期、怪人は追いつめられ、殺されてしまう。殺したのは結構な数だから、それも仕方がないと思う。最後の最後にクリスティーヌは怪人と離れる(死別も含む)のをいやがったが、これはどういう心理なのか私にはさっぱりわからない。私は愛がわからない人間だからだろうか。

途中、詩人ランボーの名前が出てきたが、レオナルド・ディカプリオ主演「太陽と月に背いて」の詩人ランボーだと思ったので、ちとうれしかった。ランボーは天才詩人だったけど、男色にふけっていたというのは本当だろうか。

(2000/07/22)

「EYES WIDE SHUT」(「アイズワイドシャット」)
スタンリー・キューブリック監督、 トム・クルーズ、 ニコール・キッドマン、 シドニー・ポラック、 マリー・リチャードソン

これはかなり話題になった映画だ。内科医の夫(トム・クルーズ)と妻(ニコール・キッドマン)の性的幻想のような話だった。なんだか夢と現を行ったり来たりしているような世界の映像がよかった。秘密の館で繰り広げられる乱交も不思議な世界に見えた。キッドマンの体は美しくてうっとりした。トム・クルーズの演技がちょっとつまらない。
(2000/06/18)


「Buffalo‘66」(「バッファロー‘66」)
ヴィンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・ギャザラ

女はどうしてこの男を愛せたのだろう。愛しているふりをしている中で、男にほんとうに愛を感じるようになったのだろうか。ハッピーエンドという終わり方はちょっと意外だった。男は自殺して、女は自由になって終わるかと思った。

1966年のスポーツの試合(テレビ中継)を見逃した母親。「その日お前を産んだからだ」と息子を責めるのはひどい。

この映画は監督・主演・脚本ヴィンセント・ギャロだそうだ。
(2000/06/02)

◆「ロリータ」
14歳の時、初めて愛した人が数ヶ月で死んでしまったら、喪失感でおかしくなるかもしれない。その思いは完璧な理想として、焼きついてしまうだろう。その後の人生にどう影響するのだろうか。

主人公の男は14歳で愛した人を失ってしまった。現在中年になっている。男は下宿を探していて、少女「ロリータ」に出会い、すぐに恋に落ちてしまう。ロリータに過去の恋人への想いを重ねてしまったのだろうと思った。

自由奔放というより、小悪魔的な「ロリータ」に降りまわされる男。結局、男は「ロリータ」を自分の手元におくことはできなかった。
(2000/04/29)

「SHAKESPEARE IN LOVE」(「恋に落ちたシェイクスピア」)

恋に落ちるとは素敵なことだと思えた。悲恋で終わることは何か美しさを感じた。「僕の中で君は永遠に歳をとらない。」という台詞がよかった。シェイクスピア役の俳優が濃い顔だけど、なかなかかっこよかったと思う。お嬢様の乳母の思いやりが楽しかった。お嬢様のもとにシェークスピアがしのんできているのを必死に隠そうとしていたシーンは笑えた。英国女王陛下のご沙汰がくだったときは気持ちが良かった。

らぶらぶ話としてはよい映画。「アマデウス」(モーツアルトの映画)の方が好きだな。

(2000/02/01)

「THE TRUMAN SHOW」(「トゥルーマン・ショー」)吹き替え版)

生まれたときから、ずっとの人生をテレビドラマとして世界に放送されているトゥルーマンという男の話だ。ずっとというのは寝ている間も含めた24時間のこと。でも、トゥルーマンは自分の生活がテレビを通して世界中に知られていることを全く知らない。トゥルーマンの人生は本物だけれど、実は偽物だった。街はセット、親や妻、友だちでさえもみな俳優だ。

でも、30歳近くになった今、やっと何かがおかしいことに気付き始めた。もっと早く気が付いてもいいと思ったけど、映画の話だから仕方がない。

この映画は友だちがおもしろかったよと言っていたので、気まぐれにレンタルして見てみた。設定は楽しいが、娯楽映画としてはいまいちだった。はあ。吹き替え版で観たのがいけなかったのだろうか。

(1999/12/04)

◆「Meet Joe Black」(「ジョー・ブラックをよろしく」
ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、クレア・フォラーニ、マルシア・ゲイ・ハーデン

11月19日、日本語吹き替え「ジョー・ブラックをよろしく」を観た。でも、ブラッド・ピットの声でなければ全然だめだと思ったので、20日字幕スーパーをレンタルしてきた。ということで、感想は後日。

日本語吹き替えと字幕スーパー。日本語訳が違う。同じ映画なのに、話まで変わっていると感じた。私は字幕スーパーの日本語訳のほうがいい話だと思った。もちろん、俳優自身の声がいいからもある。しっくりきた。日本語吹き替えのはちょっと違う感じがする。

死神ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)の演技もいいが、大富豪のパリッシュ(アンソニー・ホプキンス)が素晴らしかった。スーザン(クレア・フォラーニ)はジョーと出会えて幸せだったのかな。

(1999/11/19)

「THE THOMAS CROWN AFFAIR」(「トーマス・クラウン・アフェアー」)ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ

どんな内容かも知らずにこの映画を観た。コメディ映画かと思っていたが、ラブストーリーな映画だった。トーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)は顔もいいと思ったが、身のこなしがとてもかっこよかった。あのようにあざやかに動きたいものだと思う。キャサリン・バニング(レネ・ルッソ)は魅惑的でクールで知的で素敵だった。

お互いに他人に心を許さず生きてきた。そういう二人の駆け引きが楽しめた。トーマスが美術館から絵画をさっさと盗むところなどは、とてもおもしろかった。エレガントという言葉がふさわしい。

この映画はいいと思う。どきどきシーンもちょっとあるし。
(1999/10/27)

「ユー・ガット・メール」

私にはこの映画の良さがわからなかった。人気があったのだろうか。途中で観るのをやめればよかったかもしれないと思ったくらいだ。はあ、時間の無駄だった。でも、メグ・ライアンはかわいいなあ。表情がとてもいい。

メールが届いていると「ユー・ガット・メール」と音が出てくるのはちょっといいと思った。メールで素敵な人と知り合うってすばらしい。「With Love」のドラマを思い出したね。あのドラマの最終回はとても嫌な感じだったけど、「ユー・ガット・メール」の終わり方はなかなかよかった。
(1999/11/14)

「恋愛小説家」

とても甘い恋愛話だろうと思っていたが、毒舌恋愛小説作家の恋の話だった。初めは偏屈でいやな人だったが隣人の犬を預かることになってから、少しずつ優しい気持ちが出てきた。作家の変化がおもしろかった。作家は言わなくてもいいことをざくざく言ってしまうので、おかしかった。せっかく好きな女と食事しているというのに「あれまあ。」というような言葉をはくので笑えた。

作家はよくあんな言葉を思いつくなあと感心した。そういえば、作家は好きな女に自分の職業を言っていたかな。

作家の隣人は強盗に出くわしてしまい、顔にひどい怪我を負わされたが、傷が目立たなくなってよかったと思う。杖をついて歩いていたのが痛々しかったけれど。
(99/02/05)