Vol.556 30.Oct.2008
H
ハイビジョン編集
by fjk
winVistaマシンは3G以上のメモリも認識し快適に動作している。外付けのドライブのままでも良いのだが、編集後のファイルを記録するとなると、やはりブルーレィディスクとなる。そこで、Vista64対応のブルーレィドライブを探してみると、パッケージにVista-X64対応と記述されているものは少なく、PanasonicのLF-PB371JDとLG電子のGGWH20Nのみだった、パナはベゼルが白のみと言うことでLGのGGWH20N(6倍速)に決めた。但し付属のソフト(PowerEditerなど)はADVHCには対応していない。
HV動画編集ソフトはXpでAVCHDファイルの編集が出来ることを確認済みのVideoStudio12にブルーレイ対応となったVideoStudio12plusをインストールした。ネットの情報ではVS12plusはX64に対応となっていたが、「quick disc ・・・」をインストール途中でフリーズしてしまった。alt-cntl-delでタスクウィンドウを開き、インストールタスクを消去すると、ウィーザードが再び動き出し、何事もなかったように「終了」(?)と表示され、インストールは終了した。正しくインストールされなかった可能性があるが、試しにVS12plusを起動してみると起動画面が現れ、見た目には正常に動いているようである。次におまけCDからwinDVD8のインストールを選び実行させてみると、”C++X86ドライバーが必要”と文句を言う。ドライバーのインストールを選ぶと、エラーが出てインストールが終了してしまった。どうもwinDVD8はVista64にはインストールできないらしい(確かに動作環境は32ビットと記述されているが・・)。ということでAVCHDファイルを再生することが出来ないことになった(後で、CanonのImageMixer3をインストールしたところWindows Media playerでAVCHDファイルを再生することが出来た)。
VS12plusが起動するのでインポートでAVCHDファイルを読み込めるか試したところ、これはOKであり、再生・編集も出来た。読み込みのレスポンスも悪くない。しかし、取り込み時に画像変換を行っているせいか画質が良くない。縞模様の付いた屋根の画像では干渉による模様が出来たりブロックノイズが出たりしている。いろいろな変換を行ってみた結果を表にする。ちなみにVS12plusによる変換時の実使用メモリは1.7GバイトなのでVista32でも問題なく使えそうである。
ソース画像と同じAVCHDの1920解像度の場合、変換時間はちょっと短いが、何故か容量が1.5倍に増えた。win-XpのVS12で変換した場合の容量はソースと同じ(157782kbyte、変換時間はほぼ同じ)であり、クワッドコアによる並行処理のためか、それとも変換方式が異なるのか原因はよく分からない。他の変換でもVS12plusの方がVS12よりもファイル容量が大きくなる(1.5〜2倍)。
クワッドコアの効果を調べるため、”タスクマネージャーのパフォーマンス”でCPUレベルを観察していたところ、4つのコアとも動作しているが、4つのコアは必ずしも均等には使われていない。表中の値の範囲はコアの最低使用率−最高使用率、平均値は画面に表示されている平均を示す(この値はほとんど変化しない)。ちなみにwin-Xp(p4、3.2GHz)マシンのCPU使用率はAVCHD1920変換で60%、WMV1080変換で91%(変換時間はX64の約2倍)を示す。また、画質はマシンと再生ソフトによって微妙に異なり、Vista64マシンがXpマシンより必ずしも良いとは言えないようである。
少し画像に不満があるのでネットで調べていると、Edius-pro5が良さそうですが高価なのでデモ版でテストする予定です。またNERO9が12月に発売されるらしいのでこれもテストしてみたい。
ハイビジョン編集の結果