『おわら風の盆』回想録
平成3年のおわら風の盆について
2.『町ながしなんてやってない』・・流す場所を占拠してるの誰や。
3 『流しの歌が聞こえない、 ・・ガチャガチャ喋るな、静かにしろ。
拡声器使えばいいのに。 』・・・・アホーーーー帰れー、ババー。
4.『食べ物が高い 』・・目的何なの。
ほんの数時間しか居ない筈の観光客が、食いちらかして街中掻き回し、金も落ち
るけど残るのはゴミ と汚物と苦情、そして町民からも不満がチラホラ。それでも
私の見たがぎり八尾の人達は『親切な人が 多いなぁ』と、思った光景が一杯あった。
ひたすら、好きなおわらの事だけ考えてりゃいいと、慣れてしまったのだろうか。
作戦成功
今年は昨年の混雑が特に酷かった、下新町周辺がガラガラと一変した。まず通り
からヤシを締め出し 、一般車両のシャトルバス乗降場を演舞場近くへ移したためだ。
御陰で町流しがバッチリ決まった。天満町もスカスカ通りだったと思う。もっとも
ヤシは売上半減で ガッカリかもしれないが。(・・しるかソンナモン)そもそも祭
りじゃないので来ないでほしいもんだ。 しかし、曜日の組み合わせによって人出が
全然ちがってくる。今年は初日が日曜日だったが、来年からは平日。私の予想では
人出は更に少なくなると思う。
PRもいいけど・・
観光も大事だけど質の高い客に見てほしい。特におわらは何十年欠かさず通い詰め
て、観方も楽しみ 方もルールもわきまえている精通者と、アロハシャツのビーチサ
ンダルばきの来てほしくない人種の人 まで、狭い町中で同じ空気を吸っている奇妙
なイベント。 もうすこし事前の『おわらとはなんぞや』について予備知識を持って
見にきてほしい。 全国にその名を十分知らしめた、これからのおわらは、このあと
のPRとして、おわらの楽しみ方の基本や味わい方、見所、ルールなどの基礎知識を
ガイドブックやビデオテープに収録して本場の雰囲気が 壊れないようにするための
PRが必要となって来ているとつくづく思う。 この際、町民のおわらにかかわって
いる生活や本番までの過程などもビデオなどに収録してもっとPR してもいいので
はないだろうか。 つづく
1991年9月15日