

「JR最長片道切符」の旅を開始するには、先ず最長片道切符を手に入れる事から開始となります。
通常のJR切符であれば、みどりの窓口に行きマルスで発券が簡単にできますが、「JR最長片道切符」は
手書きの特別補助券での発券となります。
作成には時間がかかりますので、出発の1ヶ月程前の8月5日に、富山駅のみどりの窓口に出向きます。
宮脇俊三氏[最長片道切符の旅]の著作の中でも、発券に手こずった事が記載されていますが、私も同様に、
みどりの窓口に出向いた時には、・・・
@みどりの窓口の担当者が、「JR最長片道切符」を理解してもらえず・・・
「今ならば[青春18きっぷ]が使えますヨ」と言われたので、
私は、『日数がかかるので、[青春18きっぷ]は利用できません』と回答
Aみどりの窓口の担当者が、マルスで発券作業を行おうとするので・・・
私より『マルスでの発券は無理なのでは???』と指摘をすると、
Bみどりの窓口の担当者は、事務室へ移動し、上司に相談へと向かいました。
しばらくすると・・・
Cみどりの窓口の担当者は、「旅客営業規則では、指定券と同時発行の場合以外は、起点する乗車券
以外は発行出来ません」と回答される・・・
この回答は、宮脇俊三氏[最長片道切符の旅]でも、国鉄のみどりの窓口が回答しているので、同様の
回答が返ってきたことには、少し感激しました。
宮脇俊三氏は、この回答に諦めて旅行センターで発券しともらうこととなりましたが、私は諦めずに、
『稚内駅までの乗車券も購入しますので、発券できないか』と要請してみると・・・
Dみどりの窓口の担当者は、再び事務所へ移動し、上司に相談に向かいます。
上司との相談の結果、発券を実施してもらえることとなりましたが・・・
「発券後のキャンセルは行わないでください」と言われました。
「JR最長片道切符」を作成後、キャンセルする人がいるので、社内で注意文書が回覧されているのでは?
どうにか、JRのみどりの窓口で、「JR最長片道切符」の発券が行えることとなりました。
発券には2週間程必要とのことなので、作成完了後に自宅に電話で連絡してもらいます。
約2週間経過した、8月18日に富山駅のみどりの窓口より電話が入り、「JR最長片道切符」を受取に行きました。
特別補助券と経路記載の別紙の切符が作成されています。
運賃は90,820円 有効日数は57日となっています。
切符の準備ができましたので、「JR最長片道切符」の旅への出発準備を本格化させます・・・
