Y;Tokyo FMをキーステーションといたしまして全国35局ネット。山下達郎がお送りいたして
  おりますジャックスカード・サンデー・ソングブック。8月最後のサンデー・ソングブック、
  今日も竹内まりやさんをゲストにお迎えいたしまして、私のこのサンデー・ソングブックの
  フォーマットは、CM明けは必ず音楽でスタートする、音楽番組でございますが、
  話でスタートするのは、大滝詠一さんがゲストに来たときと、奥さんがゲストに来たとき、
  その時だけでございます。

T;すいません。

Y;このスタンスになると、もうハガキ読み、しゃべり、こういうものでございまして、先週も同じこと
  申し上げましたけれども、私のアルバムがなかなか出ないので、彼女のアルバムもなかなか出ない。
  全て、おてんと様が昇るのも、みんな私が悪いんだよ、という感じでございます。

T;でも、作ってますよね、一生懸命ね。

Y;だいぶ出来てきたんです。

T;そうだよね。曲数だけはもう四十何曲あるって噂の。

Y;録りも録ったり、四十七曲。

T;録りすぎなんですよ。

Y;すいやせん。

T;はい。

Y;この人は超常連の、昔からくれますが、市川市のササノミツエさん。大きくなりましたね、この人もね。
 『達郎さんはミーハーな質問をすると、「そんなこと聞いてどうすんの」みたいなことを言いますが、
  ファンとしては日常生活のたわいもないことを聞きたいわけなんですよ。そんなことを聞いて
  身近に感じ、』「身近」の身が違うよ。『親近感がうれしいのです。芸能人の人だって、私達と同じように
  生活があるんですものね。興味ありますよ。』説得力があるようなないような。『ところで、
  朝食はパンor和食派ですか、まりやさんの雰囲気からして、パン&フルーツの洋食っぽい感じが
  しますけど。』いかがなもんでございましょうか。

T;来ましたね。あの、いつか私答えたことがあると思うんですけども、家は三人三様バラバラな
  朝食を食べるんですよね。で、ま、一応あの、子供はシリアルとか、シリアルとフルーツとか、
  適当にね、何かね、簡単なものを食べますけど、私はどうしてもパンが好きで、パンとコーヒーが
  なければダメ、そして、達郎はとにかく和食派なので、とにかくご飯と海苔と納豆なきゃダメみたいな、
  大変なんですよ。

Y;よく作りますよね。

T;ねえ。

Y;だから、合わせるって言ってるじゃありませんか。

T;でも、やっぱりほら、好きなものを食べていただくほうがいいというこの奥ゆかしさ。

Y;すごいよね。このパラレルといいましょうか。分裂といいましょうか。

T;大変なんですよ。用意するのが。

Y;すごいですね。いろんなハガキがしかし来てますよ。ほんとに。たいしたものですね。

T;読んでみてくださいよ。

Y;瞬間芸的な人ですけどね、長野市のタバタチハルさん。

T;その方は常連じゃない方ですね。

Y;ちがいます。『はじめまして。ラジオ番組は数多くありますが、ハガキを実際に出すのは
  生まれて初めてです。達郎さんは全部のハガキに目を通されていると聞き、ハガキを書いてみることに
  しました。』動機は色々・・。『ところで、ゲストに竹内まりやさんが出られるということで
  聞いていただきたいのですが、私、カラオケでよくまりやさんの「マンハッタン・キス」を
  歌うのですが、何と100点満点をとってしまいました。』

T;すごいじゃない。

Y;『ぜひ、達郎さんに私の歌を聞いていただきたいです。お電話ください。』何考えてんだ、ほんとに。

T;おで・・(笑)。

Y;最高だよね。

T;楽しい人だよね。

Y;『シンドウタカシさんが9/2にハッピーバースデー』おめでとう。・・いいですね〜。

T;電話かけてあげれば?(笑)「マンハッタン・キス」、でもね、100点満点取るのね、大変だって
  いいますよね。ああいうカラオケの点数って、わかんないじゃないですか。

Y;この間、僕がほら、事務所の子がね、100点満点出した後に、僕が歌ったら37点で、「もっと
  オリジナルの曲をよく聞いて勉強しましょう。」って・・・。

T&Y;俺が作ったんだーー!

Y;いいよなあー。読んでもらいたくていろんな人がね・・。

T;でも、「初めて書きました」っていう人はやっぱり読んであげたいよね。

Y;そうですね。

T;これ、いいですか?

Y;どうぞ。

T;初めての方だわ。長野県のペンネーム、堅焼スルメさんから。『サンデー・ソングブックを聞き始めて
  かれこれ3年ほど経ちましたが、初めてハガキを出します。先週の放送で達郎さんが、「家にいるときの
  会話と変わらない」と言っていましたが、お家でもウクレレを弾いたりして話しているのですか。』

Y;んなわけねーだろ!

T;『差し支えなければ、家での会話の内容を詳しく教えてください。また、サンデー・ソングブックの
  リスナーが私の周りには一人もいませんが、これからも聞いていきます。それではさようなら。』
  ひとりもいないかよ、これ。うん。

Y;中高生だな、そりゃ。無理もねーやな。だいたい中高生でこの番組のヘビーリスナーって、ちょっと
  変ですよ。変わってますよ。

T;そうですよね。でも、初めてハガキを出すきっかけが、私がゲストに来たために、だというのが、やっぱり
  ありがたいじゃありませんか。

Y;ありがたいことじですね、ほんとにね。メディア・ミックスってやつですね、これがね。世に言うですね。

T;今日もウクレレ弾かないんですか?

Y;今日は、あの・・、会話してるときにウクレレ弾きながらやってどうすんだ。「♪昨日さあ」
  そういう感じ・・、バカか、ほんとに、しょうがねえ。こうして左様にお便りをいただくのと同時に、
  あなたが来るので、「レアアイテムを聞かせろ」先週に引き続きですね。

T;普段聞けない音源ってやつですね。

Y;特に常連の人がですね、どっと来るんですね、これがね。

T;ありがとうございます。

Y;まずはですね、この人も超常連なのですが、昭島市のカワムラノリオさん。先週もそうですが、基本的には
  竹内まりやさんが全部ハガキを選んでくれますので、

T;全部ってわけじゃないですけど、はい。リクエストが・・

Y;いつも、だから、常連の人が、コンスタントに読むとね、アンフェアだと思って少し割愛するんですけど、
  あなたが選ぶのがたまたま全部常連だと。

T;そうなんですってね。

Y;ええ、だから、ハガキをこう、ウケ方知ってますね。

T;ツボどころを。

Y;東京都昭島市のカワムラノリオさん。『達郎さんの名曲「YOUR EYES」は、もともと
  まりやさんのために作った曲だそうですが、まりやさんが歌ったものはないのでしょうか。
  もしあったら聴かせてください。』千葉県船橋市のペンネームマルコメXさん。何考えてんだ。
 『竹内まりやさんが歌う「YOUR EYES」』昔、NHKのときにかけた。それを、あれしてください。

T;再びリクエスト、と言うことで。

Y;もともとまりやに書いた曲をですね、ディレクターが「この曲はつまらない」とボツにしたんです。

T;なんでだろうねえ。デモテープもすごく良かったのにねえ。私はすごく歌いたかった曲だったんです
  けどもねえ。なぜか。

Y;それで、権勢をちょっと、示してみたかっちゃんじゃないでしょうかねえ。

T;みたかっちゃ・・。また落語喋りになってるよ。

Y;それでですね、あの、オフィシャルでちゃんとレコーディングしたのはないんです。

T;そうですね。

Y;今をさること13、4年ほど前に、いわゆる「宅録」ですね。自宅録音。自宅録音でマルチトラックを
  買ったときに、なんかやってみよう、と。そのときたまたま、この人が結婚式の披露宴で歌
  歌わなきゃならなくて、なんかないか、じゃあ「YOUR EYES」やってみようか、という
  あれでですね、生まれて初めて自宅録音で。その頃はコンピューターなんか、シンセとかがあんまり
  発達している時代じゃないですから、ドラムマシンに生ピアノに生ギターをね、しこしこ10mぐらい
  延長コードを買って、アップライトにマイクを突っ込んで。

T;でも、いい音で録れてたよね。

Y;ちょっとSNが悪いですけどね。今聞いても、ま、こんなもんだ、と。

T;自宅録音にしてはね。

Y;これを、カラオケ抱えて、披露宴に行った、と。思い出のトラックでございます。
  竹内まりやが歌う「YOUR EYES」。

Y;結婚披露宴の余興用につくったもので、間奏がありません。ワン・ハーフで。

T;ええ、ちょっと短いバージョンでしたけれども、ありがとうございました。

Y;カセットコピーですので、若干SNが悪いですけれども、ま、自宅録音の草分け、
  そういうものであります。竹内まりやが歌う、「YOUR EYES」でございました。
  今日は、こんなようなものばっかりでいってみたいと思います。

T;「こんなようなもの」って、どんなようなものですか・・・。

Y;こんなようなもの。大阪府箕面市の、この人もよくくれますが、ナカニシヒサコさん。
  『いつも明るいまりやさんも、落ち込むことはありますか。もしもあったら、どんな気分転換をしますか。
   教えてください。私は今、ちょっと落ち込んでいます。』

T;私はわりとこう、生来の楽天家というふうに見られがちなんですけれども、やっぱり、人の言葉に
  グサッときたり、落ち込むこともあるんですけれども、ま、基本的にはオプティミストだよね。わりと。

Y;そうですね。だけど、落ち込んだときはどうするんですか?

T;落ち込んだときには、ひたすら寝るんです、私の場合。睡眠さえとれてれば、多少のことは
  全然大丈夫な人間なんで、睡眠が足りてないと、とにかく睡眠が足りてないってことで落ち込んじゃうと
  いうタイプなので・・・。

Y;睡眠が足りてないと大変なんだ、これが。

T;どう大変なのよ・・・。

Y;本当に大変なんだ、これが。

T;ご機嫌斜めだよね。

Y;こんなに違うのかってくらい違うんですよ、これが。実にね。

T;だから、ひたすら寝る。寝ると元気になっちゃうよね。

Y;若い頃の低血が治ったって何したって、全然それに関しては・・・。よく寝られるよね。あれだけね。

T;うーん、とにかく、1日10時間は寝たい人ですからね。

Y;すごいですよね。

T;でも、そんなに寝てないよ。実際はね。お答えになってませんかね^^;

Y;次。この人は超常連で、いつもあなたが来るとハガキが採用されますね。富山県のサントウマサアキさん。

T;ありがとう。

Y;『3年ぐらい前にこの番組でかかっていた、竹野屋セントラルヒーティングの「恋のバカンス」を
   リクエストします。この曲の世良さんの声がすごくかっこよかったです。まりやさんのセリフの
   所も笑ったし。もしよかったら、このバンドでのエピソードなんかもあったら話して下さい。』
  もう1枚、同じ、この人は毎週くれるんですけど、
  『まりやさんは普段、どんな服を着てらっしゃるんですか?達郎さんは、ジャケットやファンクラブ
   会報を見て、ジーンズ姿は想像つくんですが、まりやさんのジャケットからは想像がつきません。』
  女は化けますからね。

T;いつも「(今夜は)Hearty Party」みたいな格好してるとは思ってないだろうね。

Y;『まさか、「(今夜は)Hearty Party」のジャケットの格好ではないと思いますが。ちなみに、
   今日はどんな格好をしていらっしゃるんですか?』

T;今日は、ブラウンのジーンズに、黒のサマーセーター着てますけども、たいてい私もパターン、ないよね。
  あんまりバリエーションつけていろいろ着ないよね。

Y;まあね、コーラスの女の子で、時々ね、昨日は和服で今日はボディコンみたいな子いますけどね。

T;和服は着ないでしょ・・・。

Y;ほんとにそういう子、いるのよ。平気で。

T;大体好きなものは、たぶん達郎と似てると思うけど、オーソドックスなものが好きですね。
  もちろん、流行というのは気にはなるけど、それを取り入れても似合わないものはしょうがないから。
  ま、おとなしい格好してるよね。

Y;そうだね。

T;あんま答えになってないですね・・・^^;

Y;ということで、「竹野屋セントラルヒーティング」、なんじゃそりゃという方がいらっしゃるかと
  思いますが、今をさること16年前、1981年にですね、

T;そんな昔、ですか。

Y;Tokyo-FMの番組のために、山下達郎がドラムで、世良公則がベースで、桑田佳祐がギターで、
  ダディ竹千代、当時「東京おとぼけキャッツ」というバンドをやってましたが、彼のギターとVoで、
  竹内まりやがキーボードというわけのわからないバンドがありまして、

T;わけわかんない・・・、もう、ほんとコミックバンド。これ。

Y;ほとんどコミックバンドです。なんかやろう、ということで、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」。

T;あたしのあのセリフ、ほとんどバスガイドだよね^^;

Y;バスガイド、ですね。「え、みなさま・・・」ってやつですね。

T;「え、みなさま・・・」

Y;マッチング、ミスマッチ、私なんかほとんどもう、ギャグです。そういうのがありまして、前から
  色々な人からリクエストを頂きましたが、こういう時なので、時々かけます。

T;あ、でも、山下達郎のドラムと世良君のベースはなかなか聞きものだと、私は思いますよ。

Y;まだ足が動いてた時代です。

T;そうですね。

Y;ええ、20代ですから。そういうわけで、「竹野屋セントラルヒーティング」、この当時、
 「美乃家セントラルステーション」という大橋純子さんのバンドをもじってですね、まりやの実家が
  出雲の「竹野屋」という旅館なので、それからとったという、何の意味もない名前ですから、深く
  考えないでください。「竹野屋セントラルヒーティング」、「恋のバカンス」。

Y;決して、マジにはとらないでください。今から15年前の、

T;あのユニゾンの情けなさ・・・。

Y;カラオケより始末が悪いやな。

T;桑田君のギターさ、チューニング合ってなかったね。

Y;でも、一応リードギターですから。

T;そうだよね。おっかしいなぁ・・・。

Y;みんな20代だもん。

T;若気の至り、だよね・・・。

Y;そうそう、まさに「若気の至り」であります。

T;そういうことで、許してやってください。

Y;でも、またやろう、という話もあるんですがね。なかなかみんな、忙しくて・・・。

T;なかなかみんな、集まれないよね。

Y;リクエストがありますれば、また他の曲もいってみたいと思ってますが。
 「竹野屋セントラルヒーティング」、「恋のバカンス」。1981年のレコーディング・・・、
  レコーディングじゃねえや、お遊びでございました。竹内まりやさんがゲストで来ていますと、
  時間がどんどん押し迫ってまいります。お知らせのあとはまた得意のレアアイテム。

 曲とCMのあともまだまだ続きます。それは次のページで・・。

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