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なんと無謀な予告編。またも自分で首を絞めてるよ。いや、墓穴を掘って墓碑銘きざんでるか・・・・・・・・(汗)。
と言う訳で、予告編いっきま――ぁす。

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―――――――日が陰る。
己の影すらも闇に鎔ける。

「どうして、行かせてしまったんだろう…………。もう、あの時みたいなことは繰り返さないと誓ったはずなのに………。」
『姉さん…………。』
「やっぱり、オレが呼ぶんだろうか?、一番大事な人にとっての災いを………。」
『そんなこと………。』
「だって、今、アイツはいないじゃないか。此処に。オレの側に。」
『…………。』
「どうして………。どうして帰ってこないんだよぉ………京一ぃ…………。」


陽(ひかり)に満たされた時のはずなのに、闇が世界を覆う。

「…………帰れねえよ。今の俺にはその資格がねえんだ。」


太陽が姿を隠す。隠すのは月の影。

「彼が………。そんな、彼は《彼女》であるはずがない。」
その手に握り締められているのは、緋色の………。


《月の女神》は暗き怒りの衣をその身に纏って、《断罪者》達にその罪を示す。
隔された太陽を求めるが故に。

「私は、けっして貴方達を許しません。日が昇った時には、その所業が同じく白日の下に曝されると知りなさい。私から陽(ひかり)を奪ったこと。私の罪を思い出させたこと。そして、己の私利私欲の為に在るべき存在を歪めを貶めたこと。けっして許したりなどはしない!!。」
「馬鹿な………。そんな事が…………。」


陽(ひかり)無きが故に、闇の中で彼らは思い惑う。そして誘われる。
戦いという名の虚しき輪舞の輪の中へ。

「報いは受けて貰うよ。姉さんから、いや、俺達からアイツを奪った事の。」
「君は一体…………?!。」
その瞳が鋭い輝きを帯びる。常に無い色に………。
空と海の蒼ではなく、黄金と碧の大地の色に。
「………龍麻?!」


そして、闇の時が終わっても、太陽と月は…………。

「嫌いだ。お前なんて、大っ嫌いだ!!。もう知らない。お前の言葉なんて信じない。きっと、お前も居なくなるんだ。俺を一人で取り残して………。」
「ひーちゃん…………。」
「もうオレの側になんて居なくていい。またどっか行っちゃえよ。オレが最初から一人でいればよかったんだ。そうすれば、こんな思いはしなくて済んだんだ。……………だって、強いお前に【相棒】のオレは必要無いんだから…………。」

――――――――彼の中で何かが音を立てて切れる。


「俺は此処にいる。此処に。だから………、俺を感じろよ。龍那、お前の全てで。」


―――――――そして、【運命の輪】は回り始める…………。


【トータル・エクリプス<日蝕譚>】
近日(えーと、一ヶ月後くらいには)アップ予定?!。


龍麻「ずいぶん、シリアスぶっこいて大上段にかましたねえ。マジでいけるの?。この話。」
峠之「いや、もうヤルしかないんだ。ここまできたらな。でないと、話が先に進まないんだよ。」
龍麻「でもまだ、あの二人じゃねえ。特に姉さんがさ。まあ、京一の方は何時キレてもオカシクない状態だけど………。」
峠之「いうな!。それが一番の気がかりなんだから。でも、このままダラダラ引き延ばしても、あの二人が一気に進展すると思うか?。《爆裂恋愛オンチ娘》と《新宿一星の巡りの悪い男》だぞ。オマケに、何だかんだ言っても京一のヤツは、こと《ひーちゃん》に関する限り理性を千切らん《卑屈弱腰男》だしな。」
龍麻「う――――ん。確かに………。」
峠之「まあ、間に後一回あるからな。何とか考えよう。どうせ、私の場合予定は未定だ。」
龍麻「へ?!。これ次回の予告じゃないの?」
峠之「うんにゃ。次回はもう一回番外編。こないだ没にした《亀様逆襲編》の【大和撫子乱舞】がまだ入る。↑のは、突発的に思いついた予告編。まあなんだ、上記の内容が変わらないという保証は何処にも無い。」
龍麻「それ、予告って言わないんじゃあ…………。」
峠之「だって、やってみたかったんだもん。(それに《次回予告》とは書いてないし)」
龍麻「………(汗)。あのねえ。あんた本当に、いつか京一に刺されるよ。」
峠之「てへへ、大丈夫さ。私を刺したら、【陰】行きも《クリスマス・デート》も無いと思えって脅してあるからな。流石のアイツも手が出んさ。うふふふ………(菩薩笑)。」
龍麻「鬼畜、外道!。って、まあいいか。迷惑被るのは、俺じゃないし。」
峠之「そういうことさ。という訳で、次回はまだ【陽】です。その後は………ハテさて?。まあ、そう簡単に京一が幸せにならない事は確かです。それよりも………。」
龍麻「何?。他にも何か問題あるの?」
峠之「……………次のサービス・ショット、どういうのにしよう?。う――ん。」
龍麻「はりゃ(汗)。(ズッコケ)」


 とりあえず、次回へ…………。


はい。まだあくまで《予告編》です。本編は上がってません(汗)。
予告通りじゃなくても、怒らないで下さいね。なんせ、キャラが好き勝手に暴走しますから、私には一部しか制御不能なんです。
それでは、逃亡(脱兎)



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