気球


近くの公園で催されていたイベントで気球に乗りました。

近くといっても歩いていける程近くはないのですが、クルマで10分はかからないでしょう。河川敷の公園で「桜まつり」みたいな名前でイベントをやっておりました。
あいにく、桜の開花には若干早かったのですが、大変多くの人でにぎわっておりました。
お昼前に行って、少し催し物を見て露店で昼飯をゲットしました。適当な木陰があったので、そこで家族4人そろって食べていました。
そこはロープが張ってあって、気球の乗り場らしいのですが、まだ開始時間には早く誰もいなかったので、気にせずにいました。しかし、開始30分ほど前になると、いつの間にか人が集まりだし、気が付くと我々も列の一部に組み込まれていました。
自分は並んで待つのが大嫌いなのですが、あまりにも先頭(2〜3グループ目)だったので、こんな幸運をみすみす捨てるのはもったいないと思い、開始まで待ち続けました。
しばらくすると気球のイベントを仕切っているらしいにーちゃんがやってきて、元気に泳いでいる鯉のぼりを指さし、

「あんな元気なうちはまずいんですよ、もうちょっと元気がなくならないと…。」

というようなことを言っていました。チューリップテレビのジャンパーを着たそのにーちゃんはどこかで見たことがあるような気がしていました。ニョーボに言われてわかったのですが、チューリップテレビの木曜夜7時からやっている「富山とびきり木曜日」にこの3月まで出ていた人だったみたいです。

気球の開始時間になっても相変わらず鯉のぼりは元気いっぱい泳いでいました。が、強風にもめげずに開始されました。
スタッフにより何番目に乗るか割り振られていき、我々は3番目になりました。見ていると1回あたりの時間はとても短く、特に降下するときの速さは「ちょっと怖いかも」と思わせる程でした。 めちゃめちゃ風で飛ばされそうになるので、乗客の乗り降りは、前のグループが一人降りたら次のグループの一人が乗るというカンジで結構スリリングでした。 いよいよ我々の番になり、子供たちを一旦スタッフに持ってもらい、自分たちが乗り込みました。その上で再び子供たちを受け取り、いよいよ離陸!
みるみる地面が遠ざかり…、ってほど速くはなく、ちょっと遅めのエレベータのような感覚で上昇していきました。頭のすぐ上でバーナーがボーボーと炎を吹き上げていました。時々、何かが頭に降ってきましたが、何だったのでしょう?不明です。
安全のため、四方からロープで引っ張られてある程度以上はあがらないようになっていますので、最も高く上がった時点で20メートル程度だったのでしょうか?ま、ちょっとした眺めではありました。

すると、突然風にあおられ、固定用のロープが外れてしまい、我々の乗った気球は風にながされるままに海の方へ向かっていきました。

などと言うことはなく、無事着陸しました。端で見ていると降下が速いように感じましたが、実際に乗っていると全然怖くなかったです。
ただ、着地の寸前に「着地のショックに備えて膝を軽く曲げてください」と言われたときにはちょっとだけ焦った。が、全然ショックらしいショック(ってどんなショックだ?)もなく着地しました。 いよいよ降りる段になって、風におあられて気球が斜めになってしまいました。スタッフの懸命の努力で水平に戻りましたが、しばらくの間掴まるところもなく、人に体重を預けることになってしまいました。
感動したって程じゃないですが、話のネタにはなったかな、というカンジでした。


今回の気球もそうですが、誰でも乗ったことがあるってモノじゃないと思います。(自慢する程じゃないけど…) 機会があれば詳しくお話ししますが、今まで乗ったちょっと珍しいもの。
パトカー…埼玉の親戚のうちに遊びに行った時に迷子になって保護されました。
セスナ機…大学の先輩の就職先で所有しているものに便乗
自衛隊の護衛艦…よくわからないけど自衛隊の催し物で。もう一隻あった小型の船の方がスピードがあってよかったけど…。

兄は親父が病院へ運ばれるときに救急車に乗ったようだが、これだけは免れてよかった。


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