宇宙戦艦ヤマト


もう四半世紀もたつのにまだまだ話題に出てきますね。

「宇宙戦艦ヤマト」 って有名だけど、一部で誤解があるようなので改めて作品紹介をさせて頂きます。

「宇宙戦艦ヤマト」

謎の星「ガミラス」からの攻撃を受け、放射能汚染により地球滅亡まであと1年と追い込まれた。
地球より14万8千光年の彼方「イスカンダル」より放射能除去装置「コスモクリーナー」を取りにくるようにという救いの メッセージと光速を超える事ができる「波動エンジン」の設計図が届く。
それを太平洋戦争で沈没した戦艦大和を改造した「宇宙戦艦ヤマト」に組み込み、往復29万6千光年の旅を様々な障害に阻まれながら、どうにか地球滅亡までの1年以内に地球へ帰って来るまでのストーリー。

「さらば宇宙戦艦ヤマト −愛の戦士たち−」

ガミラスの脅威がなくなり、復興中の地球へ謎のメッセージが届く。
しかし、地球連邦政府は直接の被害がないのでメッセージを黙殺しようとする。そこでかつての「ヤマト」乗組員たちが立ち上がる。
メッセージの発信者であるテレサより「白色彗星帝国」なる新たなる侵略者の存在を知り、地球直前まで迫った白色彗星に挑むが、圧倒的な戦力の前に満身創痍となる。。
多くの乗組員が傷つき倒れていく中で、敵を倒すにはヤマトそのものを武器とするほかには無いと考えた古代は、僅かな生存者のを退艦させ、反物質世界の人間であるテレサと共に白色彗星帝国の最後の砦である超巨大戦艦に向かっていく。 遙か彼方で閃光が走り、地球に再び平和が訪れた。
「西暦2201年ヤマトは永遠の旅に旅立っていった…。」

「宇宙戦艦ヤマト2」

基本的に劇場版「さらば…」に対するTV版であり、白色彗星帝国が地球侵略しようとするのを阻止する宇宙戦艦ヤマトという構図は一緒。
しかし、いろいろと差別化されている。
映画版
TV版
備考
艦長 土方艦長
元「ゆうなぎ」艦長
特になし
古代が艦長代理
土方は、TV版では地球防衛艦隊・旗艦「アンドロメダ」艦長
デスラー 死亡 撤退 副官「タラン将軍」も同様
真田技師長
森雪
アナライザー
死亡 生還 空間騎兵隊隊長「斉藤」
コスモタイガー隊隊長「加藤」
機関長「徳川」はいずれも死亡
白色彗星の弱点 渦の中心核 都市帝国の真上と真下 いずれもデスラーが教えてくれた
ラスト ヤマトとテレサで体当たり テレサだけが体当たり
他にもあったかもしれないが、主なものは以上の通り。(うろ覚えなので、誤りなどありましたら連絡ください。)
そうそう、映画版にもTV版にも出てきた「潜宙艦」 なんだけど、この艦は単なる保護色で回りから見えなくなるだけで、亜空間に行く機能は無い。
この後の続編はTV版に対する続きと考えられる。

「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」

物語は「宇宙戦艦ヤマト2」の1ヶ月後から始まる。
ガミラス星が資源を盗掘する船団の影響で消滅してしまい、双子星の相棒であるイスカンダルが重力のバランスを失って暴走してしまう。
イスカンダル星の住人であるスターシャと古代の兄を救出しようとするデスラーであったが断られてしまう。地球にもその旨連絡するが、ヤマトは新乗組員を乗せての訓練航海中であった。司令長官の後押しもあって、ヤマトはイスカンダルへ向かう。
ガミラス艦隊とヤマトが合流して、盗掘船団の後続部隊を辛くも撃破するが、さらに強力な要塞が現れる。波動砲も効かない要塞を殲滅するために、イスカンダルのスターシャは夫・古代守と娘・サーシャを脱出させた後、星を爆破して道連れにする。
結局、暗黒星団帝国なる星間国家があり、その単なる一部隊を退けるのに多大な犠牲を払ったという話だった。

「ヤマトよ永遠(とわ)に」

前作の「暗黒星団帝国」が再び登場。
今度は、国を挙げて地球を攻めてくる。目的は、自分たちの退化した身体の代わりに地球人の肉体を手に入れることだった。そのために、「重核子爆弾」なるものを地球に打ち込み、地球人の脳細胞を破壊すると脅してきた。
ヤマトは密かに爆弾の爆発を防ぐために、暗黒星団帝国の母星へ向かう。スターシャの娘サーシャの犠牲的な活躍と、地球上に残った反乱軍により爆発は防がれた。

前作の「暗黒星団帝国」とは違い、波動エネルギーにとても弱いので、敵の親玉スカルダートも最終的には波動砲で消滅させられた。(一応、波動砲が全く効かない部分もあったけど…。)
タイトルからはヤマトは今回の航海が最後かと思わせるけど、全くそんなことはなかった。
小惑星「イカルス」の秘密ドックで整備されたヤマトは、いくつかの新機能が追加された。
波動カートリッジ弾 波動エネルギーを弾丸に仕込み、主砲より発射する。
波動砲の100分の1のエネルギーであるが結構強力。
波動爆雷 原理は波動カートリッジ弾と一緒。それを爆雷として艦尾の発射口より発射する。
なお、亜空間の敵を攻撃する機能はない
スーパーチャージャー 波動エンジンに取り付けられており、連続ワープが可能になった。
暗黒星団帝国・地球侵攻部隊の指揮官を以て「なんと速いワープだ」と言わしめた。
全天球レーダー 上下左右あらゆる方向を策敵できる。
今までのレーダーには実は死角があったようだ。
その他 艦首と舷側に錨のマークが追加された
主砲の砲身に三本線が追加された

「宇宙戦艦ヤマトIII」

今までのパターンからすると、「ヤマトよ永遠に」のTV版であるはずが、全くのオリジナルストーリーとなっている。
「ガルマン帝国」とそれに敵対する「ボラー連邦」の星間戦争において発射された惑星破壊ミサイルが標的をはずれて太陽に命中し、その影響で太陽の核融合が異常増進されてしまう。
約1年後には太陽は太陽系の惑星たちを道連れに超新星化し消滅するとの予測がなされ、人類は移住を余儀なくされる。そのために第2の地球探しに出発するヤマト。 その行く先々で起こる事件を描いた物語。
ヤマトは、調査区域が太陽の異常の原因を作った星間戦争のまっただ中を目指しているため、トラブルが絶えない。進行していくうちに、「ガルマン帝国」というのはデスラーが再建した国であることがわかる。デスラーは、自分たちのせいで太陽に異常が起こったことを知り、何かと手を尽くしてくれるが徒労に終わる。結局、大昔に栄えたと言われる伝説の星「シャルバート」の技術により太陽の異常を押さえることができ、地球は救われる。

「ヤマトよ永遠に」で新機能が加えられたので、今回はあまり変更はない。
コスモハウンド 大型の有人探査機。惑星の上陸調査に使用される。舷側に格納されている。
亜空間ソナー 対次元潜行艇(*1)用に装備された。

次元潜行艇:ガルマン帝国の新兵器。艇の周りに次元断層を作り、その中に潜むことに
よりレーダーに映ることなく敵に接近・攻撃が可能。
「さらば〜」や「ヤマト2」の潜宙艦と似ているが、こちらは 姿が見えないだけではないの
が違い。

「宇宙戦艦ヤマト 完結編」

水の惑星「アクエリアス」により水没・消滅してしまった惑星「ディンギル」の住人が移住先の惑星として地球を選んだ。 彼らは元々は地球人類なのだという。アクエリアスを使って地球を水没させ、水の引いた後に移住する作戦だ。 それを迎え撃つはもちろん「ヤマト」だ。敵の兵器「ハイパー放射ミサイル」の不意打ちにより、一度は敗れたが対策持たぬまま再び挑む。ぎりぎりで対抗手段を用意し、一気に形勢逆転に成功する。さらに敵の要塞での決戦に及びアクエリアスのワープを一度はくい止めたかに見えたが…。
結局「アクエリアス」の地球再接近を許してしまい、最後の手段で地球に延びる水柱をヤマトの自爆によってくい止めることになる。それを阻止しようとするディンギル艦隊は、助けに現れたデスラー艦隊により全滅した。無人制御では不可能とされ、乗組員が退艦後、沖田艦長が自らヤマトを自爆させ、再び地球は救われた。

うろ覚えで書いたのでひょっとすると誤りがあるかもしれませんが、その際にはご指摘くだされば幸いです。


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