福祉車両コクエー
 

お客様専用ダイヤル
050-3695-4680


ご利用方法  有償運送( 高齢者)  有償運送( 障がい者)  ケア輸送
 よくあるご質問   各種車両  料金   福祉有償運送運転者講習

福祉自動車の特性Ⅱ

介護式
福祉車両例

 車いす移動車(乗降介助の手順)
 車いす使用者が車いすごと乗れるタイプ。後部ドアからスロープやリフトを使って車内に運び込み、固定するタイプが主流で、ワンボックス車など車高の高いクルマに多く設定されている。スロープタイプは手動式と電動式があり、リフトタイプは電動式が多い。福祉施設の送迎車に使われているのはもっぱらこのタイプである。
 
 
バックドアを開け、スロープを引き出します。
 セレクトレバーを[P]の位置にし、バックドアを開けます。グリップを持ってアルミスロープを車外へとセットします。

 ➋ウインチベルトを引き出します。
 主電源スイッチをオンにし、ベルトフリースイッチを約1秒間長押しします。ウインチベルトを引き出し、車いすの前輪部のフレームやフックに掛けます。
 
 ➌電動ウインチで車いすを乗り入れます。
 リモコンの電源をオンにし、車いすの押し手を握りながら、リモコンの「入」スイッチを押し続け、電動ウインチを作動させて車内に引き上げます。


停止させます。
 車いすの前輪が車輪止め付近まで来たら、リモコンの「入」スイッチから指を離し、電動ウインチの作動を停止させます。
 
車いすを固定します。
 固定ベルトを車いす後輪部のフレームやフックに掛け、たるみのないように調整します。
リモコンの「入」スイッチを再度押し、車いすが固定されていることを確認します。
車いすのブレーキを掛けます。



3点式シートベルトを着用します。
 車いすの固定を確認したら、専用の3点式ELRシートベルトを着用します。腰ベルトは、できるだけ腰骨に掛かる低い位置に通します。肩ベルトは肩から腰に密着するように通します。
 

スロープを戻します。
 主電源スイッチをオフにし、スロープを立ててロックします。バックドアを閉めます。
 
 
 回転シート車・回転スライドシート車(助手席、後部座席)
 車いすから乗り移るタイプ。助手席や2列目の後部座席がドア側に90度回転して、乗り降りしやすくしたのが回転シート車で、手動式と電動式とがある。さらに回転した後、外側にせり出す機構を備えているのが回転スライドシート車で、こちらはほとんどが電動式となっている。

   

 ラクな姿勢で乗れる、降りられる

回転するシートや大きく開くドアが、
乗り降りの負担を軽減。座り心地のいいシートが
身体をしっかりやさしく包み込みます。
 
 
 つま先がドアにあたりにくい、ゆとりの足元ス
ペース

 シートの取付位置や回転軸の位置などを最適化
することでドアとシート先端の間隔を339ミリメート
ル確保。ゆとりの足元スペースを実現しています。

  回転シートの座面を、乗り降りしやすいデザ
 インに

  乗降時の下半身の移動をラクにする形状とし
 ています。また、座面中央をやや持ち上げるこ
 とでお尻のズレも抑えています。

昇降シート車(助手席、後部座席) 
 助手席や後部座席がドア側に回転して外側にせり出すところまでは回転スライドシート車と同じだが、さらに地面近くまで降りてくるのが特徴。同じく電動式で、背の高いクルマに設定されていることが多く、車いすとほぼ同じ座面高になるので、最も乗り込みやすいタイプといえる。

  ❶ セレクトレバーを[ P ]の位置にし、
助手席側のドアを全開にします。
 シート側面にある回転・昇降スイ
ッチを下方に押し続けます。
   ➋シートがゆっくりと外側に回転し、
背もたれが自動でリクライニング。
スイッチを押し続けるとシートが車
外に下降し、お好みの位置で止め
ることができます。
   ➌シートに着座し、アームレスト
を前に倒し、フットプレートを開き、
足をのせます。
   ❹回転・昇降スイッチを上方に押し
続け、身体が車体にあたらないよう
注意しながらシートを上昇させます。
   ❺シートが、内側に回転しながら背
もたれがゆっくりと起き上がり、車内
の元の位置に戻ります
   
   助手席を自動車本体から切り離して、
そのまま車いすとして使用できる「脱着シ
ート」になっているタイプ
   
前へ(6.福祉車両の特性)
次へ(7.福祉自動車の運転方法等)